オフ会報告第2弾

検討体験:平成17年2月20日大阪府堺市鉢ヶ峰探索記第8巻第5号43項

 
1.体験の概要
 2005年2月20日朝10時から同日夕方4時頃にかけて大阪市在住のあにまりあは掲示板のアリ仲間のkuroyagi氏、3年目氏との計3人で大阪府堺市鉢ヶ峰の竹林を中心とした調査を行った。

 
2.体験の意義
 第1回オフ会と同じく普段インターネットでしか話さない人が一同に介し情報交換、および実体でのトーク、実際にコロニー採集を実地で行った点に本件の意義がある。

 
3.体験の考察並びに議論
 大阪梅田から鉢ヶ峰まで車で約40分。これは大阪からは気安く行ける距離だと考えられる。
 車を停めたのは鉢ヶ峰寺の霊園内。とても林があるようには最初見えなかったがしばらく歩くと手入れがあまりされてなく且つ人目につきにくい竹林を発見、採集を行った。
 今回もミカドオオアリ女王採集の難しさを痛感させられた。しかし個人的には私は竹の中にアリが詰まっているのを見たことがなかったのではじめて割った竹にミカドオオアリが詰まっているのを見た時は素直に感動した。
 3人で100近い竹を割ったであろうか。10ほどの大小のミカドオオアリのサテライト・コロニーを採集した。羽アリも多く採集。人工交尾に期待したい。
 また別の場所のごく小規模の竹林内でkuroyagi氏がイトウオオアリのコロニーを発見。これまた竹の中に詰まっていた。後日聞いたところでは女王がいたそうで何よりである。
 ところでkuroyagi氏であるがごく普通のおじさんという雰囲気であった。しかし手際と準備のよさには素直に脱帽。
 雪が降る中3人で分けたコロニーが喧嘩をしないことを確認。
 帰途、3年目さんにイトウオオアリのコロニーをいただいて帰った。
 帰ったあと、長野県産のミカドオオアリのコロニーに数匹の働きアリを入れたら殺されてしまった。
 悪いことをしたものだ。
 第1回、2回のオフ会を通して思ったことは秋から冬にかけては枯れ木や竹に巣を作るアリの採集に向いていると思ったことである。
 林の中では夏場、蚊が大量にいることも想定されるし温度が高いとアリの活性も高く攻撃や這い上がってくる者がいることは予想に容易い。
 しかし冬場は蚊もいないしアリの活性は低く、吸虫管を殆ど使わなくてもタッパーに払い落とすだけで採集ができた。
 
 
4.謝辞
 第1回、2回オフ会ともに車に乗せて下さった3年目氏にこの場を借りてお礼申し上げる。

発表者:あにまりあ

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2005年2月20日(日)