12月16日 久々にアメイロアリ。

アメイロアリって綺麗なアリだと思う。

集まって越冬している。
クサアリのように団子にはなっていない。

女王アリの周りに働きアリが集まっている。
動きは特にみられない。
常温飼育ですしね・・。
12月31日 今年、2017年も今日で終わる。
そこで、恒例の画像を見ながら2017年を振り返って行きたい。

冬の間、野外観察活動はしなかった。

3月に入って暖かくなってきてアリがメイプルを飲む様子を見て越冬モードの終わりを感じた。

3月下旬にクロヤマアリが産卵を確認してシーズンの開始を実感した。

4月にクロナガアリを観察できた。
しかし、今年は大飛行に遭遇できず、小規模な飛行の観察しかできなかった。

飛行に飛び立つ直前のメスアリ。
可愛いですね。

月末、生駒でアズマオオズアリのコロニーを採集した。
ミールワームが気に入らないのかあまり増えてくれない・・。

5月には生駒でハヤシクロヤマアリを採集した。しかし、餌を食べずに全滅してしまった・・。何が悪いのだろうか?クロヤマアリにせよ、ハヤシクロヤマアリにせよこの症状に悩んでいる。

ムネアカオオアリの女王。結構だらだら飛ぶんじゃないかと言う印象を持っている。

ヨツボシオオアリは密度がそれほど高くないようで風を窺う様子は見るのだが新女王は1匹しか採集できなかった。その新女王もすぐ死んでしまった。
ケブカツヤオオアリは今年は羽アリが飛んでいるのを見ていない。
枝折りで一度出したので存在は確認している。

枚岡で久々にクロヤマアリの新女王。
これはいわゆる「大型」個体で、大阪城の「小型」個体を見慣れた私には大きく見えて驚きだった。

6月。淀川河川敷でトビシワを見た。この個体は死んでいたが、2匹新女王を同居させて立ち上げたコロニーは今のところ順調だ。

そして、何と言ってもこれ。クロヤマアリの寄生バチだ。

こんな風にクロヤマアリの近くをホバリングして・・

産卵の瞬間。これ、もう少しクリアに撮影出来たらもっと良かったのだけどこれ以上の写真は撮影できなかった。
採集してアルコール漬けを勧められ、勇んで出かけたら採集機材を全部忘れるという大失態。その翌週以降にはもうハチの姿が見られず心残りだった。

7月は長野集会だった。
カラフトクロオオアリの新女王、初めて見た。
ツヤツヤで美しかった!

アカヤマアリに、

ヤマクロヤマアリに、

ツヤクシケアリに、

アカヤマアリに、

ツノアカヤマアリに、

エゾアカヤマアリに出会えた。
大阪では見られないアリたちに遭遇出来て充実した日々だった。

8月に入り、キイロシリアゲアリのオスアリが羽化して秋の気配を感じた。
夏以降、少し疲労気味であまり外出できなかったのが残念だった。
それでも、秋田の蟻研はとても楽しかった。
最終日、エクスカーションが雨で流れてしまったのは残念だったが非日常を思いっきり満喫できた。

9月に箕面で灯りに来るアリ観察に出かけた。キイロシリアゲアリに遭遇できた。

キイロシリアゲアリのオス。可愛い。

そして、アギトアリ。
昨年より少し羽アリの数が増えたような気がするが、増えているのだろうか?

ヒゲナガケアリと思われるアリも採集した。
これは今も生きていて来年の産卵に期待だ。

10月に枚岡でアリの飛行日に遭遇できた。
トゲアリ、これだけ見たのは久々だ。

枚岡の飛行祭りで採集したトフシアリ。今は産卵が見られない。
どのような生態を見せてくれるのだろうか。

そして、職場近くで採集したサクラアリ。今年は秋のアリに縁があった年だった。
11月以降はアリたちも動きが無くなってアリ日記も冬眠状態になったのだった。

今年は、あまり撮影出来ていなかったと思っていたが振り返ってみると思っていたより撮影していた。
来年の目標はまた明日にでも書くとして、これで2017年のアリ日記のまとめを終わりたいと思う。
今年もお付き合い、ありがとうございました。

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2017年12月の観察日記