12月4日 ケアリにした。

大きな幼虫はいなくなり、小さな幼虫ばかりで均一化した。

幼虫を拡大。
アリの幼虫って、可愛いですね。
12月11日 恒温機は、今冬も稼働させていない。
やはり、冬の寒い時期はそれなりに眠ってもらうのが良いのではないかと感じてここ数年冬はクロナガ以外は温めていないのだ。
春までは乾燥させないことと、たまに給餌して(冬と言っても私が部屋にいるときは部屋自体を少し温めるので)冬の間におかしくならないように維持はしている。
冬は・・少し退屈だ。 
12月18日 クロナガアリ。

蛹。加温の効果だろう。

働きアリの顔。

メスアリも誕生している。
画面外にオスアリもいる。
乾燥アカムシと粟の実しか与えていないが順調だ。
12月25日 アリの餌場を掃除した。
細かな餌の食べ残し等もきれいに掃除した。
これでまたしばらくは綺麗な餌場で餌を摂ってもらえる。
この作業をしたら年末だなぁと思ったりする。 
12月31日 2016年が今日で終わる。
恒例行事化した画像と共に1年の振り返りをして行きたい。
まず、今年は数年出かけていた滝畑ダムに行かなかった。
単純に寒い時期に予定が合わなかったというのが大きいのだが、結果的に今年はこれが吉と出た。蟻研の会場がその場所だったからである。

昨年夏に箕面で採集したケアリ。結局、お亡くなりになった。
最初のコロニー立ち上げに失敗すると、やっぱい厳しいね・・。

クロヤマアリの産卵でシーズンが始まった。記録によると産卵を確認したのは3月11日だった。

その横では2匹いたクロヤマアリの女王が1匹死んでいて前途多難さを予想させた。

アシナガアリは今年大不調に陥り、飼育していたものは全部死んでしまった。
何が悪いのだろう。
石膏巣をやめ、タッパー飼育にしたのが悪かったのかもしれない。

ヤマヨツボシオオアリ。結局今年も増えなかった。
産卵数は順調なのだが波に乗り切れない。
致命的に数が減ることは無いが手ごたえが感じられない・・。

今年もクロナガアリの飛行に遭遇できた。
しかし、どうもこの画像を撮影した前日にかなり飛んでいたような感じだ。
この日以降、猪名川に暫く通ったが大規模飛行には遭遇しなかった。

猪名川でシベリアカタアリを採集したのだが、上手く飼育できなかった。
やっぱりこの種類、難しいです・・。

4月のクサアリモドキ。これ以上に膨らんだ姿を後に見ることになった。

風人さんと一緒に上った妙見山でトフシアリを見た。久々にこの種に出会った。

ケシアリヤドリと思われる。好蟻性昆虫は今まであまり意識しなかったのだが、これを見た時は興奮した。

アリスアブ。昨年と同じポイントで見つけた。

5月はオオアリの季節だ。1年で一番盛り上がる月だ。

シロアリを採集したが、増えなかった。2コロニー、辛うじて維持は出来ている。

アメイロアリは1コロニー、コロニー創設に成功した。
今年はアメイロアリによく出会うことができた。

観察会で、ヨツボシオオアリ、ミカドオオアリ、クロオオアリ、ムネカオオアリと言う5月に飛ぶオオアリの飛行に遭遇した。
久々にアリが次々と降りてくるのを見た。

これは、アリが多く飛んだ日ならではの光景だ。
アブにキャッチされる前に・・と何度思ったことだろう。

今年、初めて見たアカスジキンカメムシ。最初、何の幼虫か分からなかったのだが、Twitterでアカスジキンカメムシと教えて頂いた。

後日、成虫を見た。
思わず、山の中で「うおっ」と小さく叫んでしまった。
羽化したてなのか金ぴかではなかったが美しさを垣間見た。

マムシに出会ったりもした。最初、ジムグリかと思っていたが・・。

6月に入って大阪城に転戦。

淀川河川敷では今年もトビシワに遭遇できた。

例年のお約束。本当にすごく膨らんでくれた。
今年は、クロヤマアリの寄生バチを観察したかったが天気が悪かった、会社の会議が重なった、或いはいなくなった(と言うことは考えたくないが)と言う理由で観察が叶わなかった。

7月に入ってケアリシーズン。

朝に枚岡でクサアリモドキの飛行を観察し、

夜箕面でアリ観察と言うダブルヘッダーをやった。
この時、滝付近でホタルを見て感動したのだ。

今年はこれも外せない。アメイロケアリにリベンジできる機会を得た。
2匹女王を採集したが1匹が生き残って今に至る。

アメイロケアリのために入れたケアリの繭これでも導入した数の全体の半分くらいなんですよ・・。。

クサオオアリが7月末に飛んでいるとは思わなかったので驚いた。
この日、ナワヨツボシオオアリも採集できた。

これも久々。街灯に止まって動かなかったので非常に撮影しやすかった。
何度見ても、これがガだなんて信じられない。

8月。

ナワヨツボシオオアリは順調そうだった。この時は。

アメイロケアリはどんどん産卵していた。
最初、産卵が始まらずにやきもきしたが一旦産み始めると怒涛の産卵量だ。
また、この月に蟻研が河内長野で行われ参加してきた。
沢山お話してきた。

チクシトゲアリの羽アリの羽化も見られた。

9月。
1週目の土曜に箕面に夜戦に出かけた。

ヒゲナガケアリが自販機に来ていて、目の前で交尾しているのを見た。
数匹羽アリを持ち帰って1匹羽を落としたがすぐに死んでしまった・・。

アギトアリ。数は多くなかったが今年も観察できた。

アギトアリのオス。やっぱり、ハチにしか見えない。

ナワヨツボシオオアリに働きアリが羽化して大喜びした。

クサオオアリも働きアリを1匹羽化させ、驚喜したがこの後この画像の働きアリも女王アリも死んでしまった・・。

10月。今年はフィールド歩き機会に恵まれなかった。
そのためにキイロシリアゲアリやトゲアリと言う「秋のアリ」を観察できず、不満な秋になってしまった。

アメイロケアリは働きアリが羽化した。
以前、飼育したときはアメイロケアリの働きアリが羽化したのは翌年だったが今年は年内に羽化した。
黒色のアリの中にオレンジのアリがいるというのは見ていて不思議な気分にさせられる。
大阪城でサクラアリを見ようとしたが叶わなかった。

11月に入り、アリたちはクロナガ以外は越冬モードに入って観察日記の更新も不定期化。
12月には餌場に出てくるアリも少なくなってネタ不足になってしまった。

今年は、あまり撮影しなかったように思ったがこうやって振り返ると結構あったんだなぁと思った。
来年の目標はまた明日、元日に発表予定。
それでは、良いお年を・・。

戻る

2016年12月の観察日記