2016年1月の観察日記

1月1日 新年、明けましておめでとうございます。
今年、2016年もよろしくお願いします。
さて、恒例行事となった今年の目標について。

まず、今年はクロヤマアリの増勢をさせたいと。
ハヤシクロヤマアリの時もそうだったがどうもうまく行かない。
上手く行かないはずはないのだが(この日記のごく初期(2000年以前))には上手くはないがそれなりに増やせていたはずなのに、あの時より設備も餌も揃っているはずの今、上手く行かないのはおかしいと。
でも、何がおかしいのだろう。
それを考え、クロヤマアリは今年完全常温にしてみようかとも思っている。
ケアリやクサアリモドキが常温飼育にしてから特に夏場調子が上がったので案外そちらにするのも悪くないかもしれない。このままだと、じり貧の未来しか読めないしね・・。

その2.アメイロケアリあるいはヒゲナガアメイロケアリに再挑戦したい。
女王は拾えると思う。
問題は、繭。これさえクリアできれば・・。
枚岡公園にはアヤシゲな倒木があるのでそれらのうち1つでもケアリの繭が沢山ある物に当たれば一気に実現できそう。倒木の数自体、それほど多くないのでかなり運次第という目はあるんだけどね・・。

その3.クロヤマアリの寄生蜂。
私の観察では6月の短い時期に大阪城で局所的にこのハチが見られるのを確認している。
今年はその正体に迫れるようなことをやりたい。
寄生の瞬間でも撮影出来ればパーフェクトなんだけどね・・。

その4.全てに共通することだがもう少し写真を上手く撮れるようになりたい。
今年後半、写真が少なかったのはテレコンの調子が良くなくレンズを認識できない状態が続いたこともあった。
その他、撮影技術自体を向上させたい。
何とか他の方々に追いつけるような水準に持ってきたいかと・・。
これがクリアできたら、撮影自体が面白くなりそうなので、本を読むなりして何とかしたい。
ホントは教室に通えばヒントは得られるかもしれないが、調べたら平日ばかり。
平日の昼間に仕事している私には無理っぽいという現状があるのではある。

以上4つ、目標を挙げた。
正直、大風呂敷っぽい気はしているが、目標は明確にしたら良いのではないかとも思い書いてみた。

それにしても・・。
昨年特に痛感したんだけど、アリの撮影って難しいですね・・。
1月5日 2012年に採集したムネアカオオアリは、ぽつりぽつりと女王が死んでいつのまにやら最後の1コロニーになっていたが、その女王が死んだ。
例によって働きアリは元気だが、女王が死んでいたと言うパターンだ。
合掌。 
1月14日 クロナガアリ。他の種は越冬中だが、クロナガアリだけは温めているので元気に活動している。

粟の実を齧る幼虫。丸々としていて可愛い。
粟と乾燥アカムシ以外与えたことが無いが全く問題なく維持できている。
1月24日 寒い日だったが、私が一日部屋にいて暖かかったためかクサアリモドキの女王が露出状態で見られた。

のそのそと歩きまわる。

もう1枚。
今は腹部は小さいがシーズンに肉餌を多く与えるとパンパンに膨らんでくれる。
このコロニーはハニーワームがお気に入りのようで、ハニーワームを与えると産卵数が増えるように思える。
1月26日 現状、恒温機を稼働させて加温させる気はあまりない。
過去に恒温機を稼働させたが、無加温よりも活動期の終了時期が早い気がする。
6月頃に終了してしまうと、後の暑い時期に動きが無くなってしまい、少々退屈。
そういえば、数年恒例の滝畑ダム周辺に観察に行きたいが週末にこまごまと予定が入っていてまだ今年は果たせていない・・。 

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