2015年11月の観察日記

11月1日 11月になった。
今日も、トゲアリを探して回ったが全く見つからなかった。
生息密度が低いのは、承知しているが今まで探せば見つかる程度には女王を拾っていたので、何だかもどかしい。
このままでは、ムネアカオオアリ無女王群の行き場が無くなってしまう・・。
11月2日 クロナガアリのコロニーは変化なしで推移している。
有翅メスは相変わらず巣部屋の中を走り回っているし、オスも健在。
何とか、彼らを元の生息地である猪名川に放ちたいとも思うのだが、来年それが果たせるだろうか・・。 
11月3日  祝日だ。
トゲアリを求めて枚岡を歩いてきた。

側溝で、スズメバチを見つけた。
元気が無かった。

人家の傍でオオカマキリを見つけた。衰弱していて、動きも殆どなかった。

ナナフシ。秋のこの時期に側溝で良く見かける。

シデムシ。

ゴミムシ。大きさは2センチほどだが、これが歩いていると歩き方や色がトゲアリの女王と一瞬見間違えてしまうのだ。

神社の灯篭にカネタタキがいた。
肝心のトゲアリだが、今日も全く姿を見かけなかった。
昨日雨が降って今日は気温が高めなので、いるとは思っていたが、残念だった。
11月4日 私が昆虫ゼリーを与えていたことは何回も触れている。
ドルクスの昆虫ゼリーで問題なく維持できていた。
最近、これよりも良いゼリーって無いだろうかと思い始めた。
ドルクスのゼリーはバルク品を大量に購入していたので、今まで浮気が出来なかったがそれが無くなった今、新しい物を開拓しても良いのではないかとも思う。
うむむ・・。 
11月5日 今年もこれの季節がやって来た。

ケアリの働きアリが女王を取り囲んで「アリ玉」を作っていた。
これを見ると、冬間近だなぁと思う。
11月7日 今日も、トゲアリを求めて枚岡を歩いてきたが収穫は全くなかった。
今日は暖かく風もないので飛行日和だと思っていたが、飛んでいる数が少ないこともあるのだろう、発見できなかった。
2012年の日記を読むと、11月10日に採集したと書いているので、シーズンはまだ終わっていないと思うが、状況は厳しさを増すばかりだ・・。
11月15日 トゲアリシーズンもそろそろ終わりだ。
女王を拾いたいと思い、今日も出かけようと思っていた。
しかし、その矢先、昼前に夕立のようなにわか雨があった。
今日は朝から晴れ間があったかと思えば、にわか雨と言う天気が昼辺りまで続いた。
山で、これは堪らないと思い、自重してしまった。
結局雨は昼以降降らなかったのだが、一日パー・・。
そして、トゲアリ採集への道はまたまた狭まってしまった・・。 
11月22日 トゲアリを探しに枚岡。
しかし、歩いているアリの数自体極めて少ないという状況で、今年のアリシーズンの終わりを痛感させられた。
トゲアリの女王は見当たらなかった。
このような状況だったので、トゲアリ探しは今日で終止符を打つことにした。
ムネアカの女王のいないコロニーがいるので是非とも養女にしたかったが・・残念で仕方がない・・。 
11月25日 クロナガアリに火を入れた。
昨年より、2週間ほど遅い。
今年の秋は暖かかったので躊躇していたが、流石に朝夕を中心に冷え込むようになってきたので、パネルヒーターに登場願った。
今年もこの季節がやって来たのね・・。 
11月29日 アシナガアリ。まだ蛹が見られるのだ。

冬になり、アリたちの活性は落ちているのだが、小さな幼虫も蛹も見られる。
以前、真冬の頃にも卵や小さな幼虫がいると書いたことがあったが、飼育条件だからこういう風になっているのか、野外でも真冬に蛹や卵が見られるのか、どっちなんだろう?

上の働きアリのすぐ横にいる女王アリ。
この丸いフォルム、個人的に好きな形だ。

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