7月1日 | ムネボソ。最近全然取り上げていないが、これと言って動きがないからだ。 産卵は普通にしているし幼虫や蛹もいる。 なのに、増えてこない。 ムネボソはコロニーサイズがそれほど大きくならないような印象を受けているが・・ ミールワームの切れ端に頭を突っ込んで食べている。餌の食いは割といいのだ。 |
7月2日 | クロナガ。数日放置で見ていなかったら働きアリが誕生していた。 色づいた蛹もあり、この写真に写っている以外にも数匹羽化している。 当面は粟の実を与えてみようかと思っている。 |
7月3日 | 昨日は朝雨が降ってフィールドに出掛けなかったが、昨夜から今朝は雨も降らなかったので枚岡。 駅を降りてすぐにケアリ女王がいたので飛行があったことを確認。 そして偶然ヤマトシジミがカタバミに産卵しているのにも遭遇できた。 角度的に分かり辛いけど葉の裏に産卵中です。 ケアリは神社付近ではそこそこ飛んだようで結構な数の脱翅メスが歩き回っていた。 数匹確保して歩いていく。 そしてとうとうクサアリモドキの脱翅メスがいた! 写真撮影しようとした瞬間、カメラのバッテリーが切れた・・・ 久々の大失態をかました。 取りあえず採集して後は採集活動に勤しむことにした。 アシナガアリも探してみたがさすがに早すぎたようでまだいなかった。 クサアリモドキも1匹いただけだった。 しかし、それ以上に素晴らしい出会いがあった。 それは椋ヶ根橋付近を歩いていた時。 大型の蝶が飛んでいた。 それは何とオオムラサキのオスだった! 生きたものを見るのは生まれて初めてで遭遇は20秒ほどだったが息をのむ美しさだった。 枚岡にもいたんだね。 以下、携帯で写した昆虫。 ミヤマカミキリ。5センチほどだがこんな大型のカミキリを見たのも久々だ。 カラフルなカミキリ。これ、種類は何というのだろうか・・? マイマイカブリの幼虫。成虫は時折見かけるが、幼虫、しかも大きく育ったのは見たことがなかった。改めてカメラのバッテリー切れを呪った。 最後に、繭を確保しようと先週の朽木。しかし、繭を移動させたのか見つからない。 諦めて帰ろうとした時、すぐそばに別の枯れ木があった。 全然期待していないでとりあえず皮を剥いでみたらなんと繭の山! 夢中で吸った。 しかし、繭を吸っていくと大型の繭も・・ どうもこのコロニーではオスやメスの羽アリは羽化していないものが多いようなのだ。 小さい繭はたくさん吸ったがオスというロスがどれだけ出るか分からない。 ただ、全部オスとも考えにくいのでとりあえずあらかた吸ってきた。 帰宅後、先週と同じ要領で導入を行う。 最初のうち攻撃を受けるが全面攻撃にはなっていない。 そして導入して30分くらいで主だった攻撃行動は見られなくなってしまった。 そしてさらにその後15分くらいでケアリの働きアリが多く固まっている部分に入っていった。 普通に違和感なく行動していた・・ あれ?こんなに簡単に? 後は働きアリが女王と認めてくれたら導入という第一関門はクリアになる。 これは導入後約40分後の写真。これだけ周りにケアリの働きアリがいるが一部威嚇行動をするだけ。今までの苦戦ぶりがうそみたい・・ |
7月4日 | 6月に採集したクロオオアリ新女王。繭がようやくでき始めた。 まだ1つだが大きな幼虫も数匹いるのでまぁ、普通通りの数が生まれると思う。 意味もなく女王のアップ。腹部が大きいのは育児中も給餌していたからである。 |
7月5日 | 夕方、勤務先から駅に向かっていたらアメイロケアリの有翅メスがいた。 採集しようとフィルムケースを取り出そうとして一瞬目が離れたとき、姿は煙のように消えてしまった。しばし、不審がられないように周囲を探したが全く見つからなかった。 でも、飛んだのなら枚岡でも灯火に・・?と思って予定になかったが出かけることにした。 しかし、途中雨が降っていた。 一応近鉄に乗り換える時周囲を見たら地面は乾燥していたので向かう。 ところが・・駅についてすぐにぽつぽつ降り始めてやがて雨模様。 当然アリは全くいない。 あのアメイロケをゲットしていたら展開は変わっていたのだろうが、逃したものは仕方がない・・ |
7月6日 | 日曜日に採集したクサアリモドキ。今のところ順調だが、少し考察したいことができた。 まずはその前に全体の様子。白いのはベビーパウダーがかかってしまったのだ。 そして、腹部はこの通り少し大きくなっている。 これは、働きアリが羽化しているのではない。蛹を食べているらしいのだが、それが「誰」かが問題だ。 そして実は昨日、クサアリモドキの女王がケアリのメスの蛹を齧っているのを見た。 という事はこれらはクサアリモドキの女王が剥いて食べたのでは・・?という仮説が頭をよぎった。 クロクサもそういうことが少しあった。 腹部が大きくなる少し前、導入してアメイロケの幼虫や蛹を食べている節があった。 そうなると潜った後、タンパク系の栄養は蛹を剥いて食べている・・? ただ、肉餌を入れていない状況での話だ。 そのためにミールワームの断片を入れて少し様子を見る。 |
7月7日 | 凄く久々のハヤシクロヤマアリ。 採集してから肉餌をなかなか食べずに働きアリが全然羽化しない状態になってしまったのだ。 最近、ようやく肉餌を結構食べるようになって繭も見られ、羽化する働きアリも出てきて一安心だ。 暗い写真になったが働きアリと繭。産卵もまだ続いている。 女王。腹部が見辛いのは働きアリが邪魔するように居座っているからだった。 |
7月8日 | 昨日は雨が降った。朝、地面が濡れていたので明け方まで降っていたのかもしれない。 そしてその後は強烈に晴れた。 温度もそうだが、灯火採集はかなりアツい!と思って仕事後、枚岡。 去年の夏にアリの羽が散乱していた場所を中心に幾つかの光源を回ってきた。 結論から言うと本当に久々に「お宝ホイホイ」を見た。 しかもオオアリ系中心のお宝だった。 ちなみにカメラがないのでその写真はない。 確認できたのは、トビイロケアリ、オオハリアリ、ヒラズオオアリ、イトウもしくはウメマツオオアリ、アシナガのオスだった。 特にオスはオオアリ系と思われるケアリよりやや大きめのオスが多かった。 光源の前で観察していたら腕にアリが止まったりして面白かった。 ヒラズとオオハリ、イトウもしくはウメマツオオアリのメスを持ち帰った。全部有翅個体だけど。 イトウもしくはウメマツオオアリと思われるオオアリの有翅メス。 この辺は見た目が非常に似てるのでいつも詳細に種を決められない・・ オオハリアリ。有翅個体って初めて見た。 |
7月9日 | 午後から枚岡に出掛けた。 到着後、神社境内でケアリの有翅メスの死骸があった。 どうやら午前に飛んだのではないかと考えられた。 アシナガアリも少し飛んだようでオスがいた。 クサアリモドキも見かけた。1個体採集した。 歩いていると、私の横をひらひらと舞ってくるものがいた。それはすぐそばの斜面のシダの上に止まった。 1枚目。 2枚目。アゲハモドキだった。去年見かけたが写真には写せなかった。今年は運よくすぐそばの植物に止まってくれたので撮影がかなった。これがガだとはとても思えない。 カマキリの幼虫がいた。腹部を上に持ち上げる独特のポーズ。ハラビロカマキリの線が濃い。 トビシワの女王が同じトビシワに攻撃されていた。とりあえずゲットした。 クサアリモドキは帰ってまたトビケに導入した。すぐに馴染んだ・・ |
7月10日 | 今日は午前から枚岡。セミが鳴き始めて夏を感じさせられた。 駅のところでケアリの有翅メスがクモの巣に絡まっていた。 そしてアシナガのオスも見かけたので今日も飛んだようだった。 最初に目に留まったのはナナフシだった。 茶色型のナナフシ。 クサアリモドキの脱翅メスが1匹いた。 それを採集してふと目を少し離れた場所にやると歩いているものがいた。 この歩き方は見覚えがある。 そう、アメイロケアリの脱翅メスだった。 去年、写真を写そうとしてみすみす逃げられた苦い経験があったのでとりあえず採集した。 本当はアシナガのメスも探したかったがアメイロケを採集したことで早急に導入実験をすべきと思い、山を下りた。 クサアリモドキは枚岡で取ったケアリを、アメイロケは家の横で蟻道を作っていたケアリを入れた。 アメイロケはこの前導入に失敗したので今回は時間をかけてゆっくりと馴染ませた。 働きアリは15匹ほどだったが1匹をつぶして放り込むと、2匹目からは攻撃を受けなくなっていた。 そしてケアリに導入。殆ど威嚇も何もなく受け入れられ、すぐに栄養交換が見られた。 ただ、この女王、一つ懸念事項がある。 この女王は採集する前にケアリと接触していたが失敗したようで右中脚の根元にケアリの頭が食い込んでいるのだ。 これさえクリアできたら・・ |
7月11日 | 昨日のアメイロケ。 今日、見てみたらどういう風に除去したか全くわからないが右中脚食い込んだ状態でくっついていたケアリ頭部がなくなっていた。 また、取り巻きたちもいて去年のものとは明らかに違う「手応え」を感じる。 今日、働きアリをまた採集して導入したかったが夜に雨が降って働きアリ増員はできなかった。 |
7月12日 | 金曜日に採集したヒラズオオアリ。採集した羽アリのうち2匹が翅を落とした。 さて、どうしたものか・・と思っていたら、ちょうど投入容器の接続部に使用していた細いチューブに籠っていた。 これくらいが落ち着くような感じを受けたので1匹ずつ分けて入れた。 今日、1匹が卵を1つ産んでいた。 どうなることやら・・ |
7月13日 | 土曜日に採集したトビシワのメスが死んだ。 この女王、採集した時から結構脚に深手を負っていたので仕方がないのかもしれない。 アメイロケは家の横の蟻道から毎日働きアリを10匹程度吸って導入しているが全く問題なく取り巻きができている。 観察したらケアリワーカーがしきりにグルーミングしてるので最初の関門はまずはクリアしたっぽい。 クサアリモドキに導入した繭からはオスしか羽化してきていない・・ |
7月14日 | 恒温機のアリたちは大半が今年の生産活動を終わってしまった模様。 未だに活発に生産活動してるのはシワクシケくらいだろうか。 アメイロアリも何だかすっかりおとなしくなった。 大抵の時間壁面に止まってじっとしているだけだ。 一応ミールワームは食べているようで与えた分は空っぽだが、幼若個体が少ない。 どうもこれも今年は打ち止めみたいな感じ・・ |
7月15日 | 先々週採集のクサアリモドキが死んでいた。もう1匹もかなりアヤシイ。 原因は多分「栄養不足」。 繭はいれた。 しかし羽化してくるのがオスばかりという典型的ダメパターン。 元気なクサアリモドキはあと2匹いるがそれは「今」が取りあえず元気なだけでお腹が膨らむとかしないと厳しそうな気もする。 そして今日も枚岡のお宝ホイホイを見てきた。 先週と比べてやや涼しいせいかオスは割といたがメスは少なかった。 ヒラズの有翅メスが4匹ほど採集してきた。 |
7月16日 | 午前から枚岡。今日の狙いはアシナガアリだった。 しかし、結論を先に言うとアシナガアリはいなかった。 どうも思ったよりも環境がここ数日の晴天で乾燥気味だったのが原因かもしれない。 それでもいくつか面白いものが見られた。 クサアリモドキ。今日も見られた。1か所、吹き寄せられたのか小さな休憩所の周囲で4匹連続で見つかった。しかし他は割と離れた場所で2匹見つけた。取りあえず5匹持ち帰る。 よく分からないカミキリムシ。とにかく赤い。 暗くてボケという悪写真だが、これは樹液にきているクロオオアリなのだ。去年、たまたま受益が滲んでいる樹を見つけて今年も見てみたら樹液が出ていた。ヨツボシケシキスイと思われるケシキスイもいた。 カマキリの幼虫を運ぶクロオオアリ。このカマキリはもう死んでいたようで動いていなかった。 側溝で死んでいたナナフシに.アシナガアリが来ていた 公園事務所付近のトイレのミヤマカミキリ。 上とは別の個体。この付近でなんと6匹も見つかった。枚岡の早朝訪問は3年ほど前からやっているがこんなにミヤマカミキリがたくさんいるのは初めてだ。案外今年はミヤマカミキリの「当たり年」なのかもしれない。 さて、クサアリモドキは採集したしケアリを・・と思い、いつもの倒木へ向かう途中、ふと今まで全く気が付かなかった割と大きめの倒木に目が行った。 期待せずに剥がしてみたら繭がそれほど多くはないがあった。 更に嬉しいことに、羽化したての白い働きアリが。 それは間接的にこれらの繭が働きアリの可能性が高いことを示すものだった。 吸えるだけ吸って帰って導入する。 見てみたらクサアリモドキの女王は普通の働きアリより明らかに羽化したての働きアリにターゲットを絞って接触している。俗にいうおねだりをしているのだ。 どうも羽化したての働きアリがクサアリモドキの寄生にとっては特に重要ではないかと思える・・ |
7月17日 | 朝から枚岡。昨日に引き続きアシナガアリが飛んでいるかを見たかった。 と、駅を降りて階段を歩いていたらウメマツオオアリもしくはイトウオオアリのメスがいた。 1匹は脱翅していてもう1匹も羽根をよじっているところだった。 撮影したかったが人通りのあるこの場所でカメラを構える勇気がなくて撮影はかなわなかった。 歩き始める。まず、アシナガアリのオスアリが自販機に止まっていた。 これから(規模的にはどうあれ)多少なりとも飛んだと判断した。 クサアリモドキ。今日はかなりの数見つかった。 もう1枚。クサアリモドキは体つきがゴツいので歩いていたら少し離れていてもすぐにわかる。 歩いていたら面白いものが。ケアリ寄生種と思われる(羽根の付け根付近に色があるので)オスだ。弱弱しく歩いていた。 そうしていると、赤っぽい虫が動いているのが目に入った。それを見てそれが何かすぐわかった。アシナガアリの脱翅メスだ。アシナガアリの脱翅メスは赤いうえに如何にも女王らしくのそのそという動きをするのですぐに目につく。 側溝でクワガタのメスがいた。大きさは3センチほどだっただろうか。クワガタのメスはなかなか種類が分からない。 公園事務所付近のトイレ壁面にヒラズの脱翅メスがいた。写真を撮ったが、見事にぼけてました・・ タマムシの羽根が落ちていた。端がちぎれたような形になっていたので何かに食われたのだろう。それにしても綺麗な羽根だ。 アシナガアリ有翅メスがジョロウグモに捕まっていた。 多分ニジイロゴミムシダマシと思われる。結構美しい甲虫だった。 いきなりだが、これは何という蝶かお分かりだろうか。 少し離れて。そう、ゴマダラチョウ。 やや離れて撮影したので不鮮明だが、なんとこれ、イシガケチョウなのだ。 去年も飛んでいるのは見たが撮影はできなかった。今日は近くに止まったので息を殺してできるだけ近づいて撮影してみたが・・ ケアリも少しだが飛んでいたようで脱翅メスを見かけた。 書き忘れていたが、昨日の繭を頂いたコロニーからまた繭部屋を見つけてそこから繭を失敬した。これで我が家のクサアリモドキも少しは好転してもらいたい・・ |
7月18日 | 久々のクロクサ。 特に問題は起こっていないようだ・・ 女王。この種類はこれくらいが腹部のふくらみとしては最大なのだろうか。 卵の世話をするアメイロケアリ。クサアリは産卵が始まったら結構どかどかっと産卵する印象があるが、ホストの数があまり多くないためか産卵数もそれほど一気に増加はしていない。ただ、この写真だと小さく見えるがこの卵塊、奥行きはある。 |
7月19日 | 10日に採集したアメイロケアリ。全く問題なく馴染んでいて腹部の膨張、産卵を待つ段階になっている。 腹部に焦点があった。ここにいる働きアリは家の傍で採集したもので、蟻道を作っていたので外勤アリと思われる。一昨日採集した繭も導入したが、あまり世話されていないっぽい・・ 女王の部分が暗いのは、そばに給水用のスポンジがあってその陰にいるからだ。 |
7月20日 | クサアリモドキ。繭からケアリの働きアリが羽化している。 幾つかではごくわずか女王にくっついている若い働きアリもいるが全体的には苦戦中。 繭はそこそこ採集してるのでそれから働きアリが羽化してきたら取り巻きもできると思うが、恒温機内は23℃。羽化まで若干時間がかかるのだ。 ケアリ寄生種はこの時が一番ドキドキして毎日が恐る恐る見ているという状態だ・・ |
7月21日 | 6月頭に採集したクロオオアリ。2匹の女王のところで今日、働きアリが1匹生まれた。 全体図。女王は全部写っていないが体格差は凄い。 働きアリのアップ。野外のがっしりしたものとは全然違った体つきだ。 |
7月22日 | クサアリモドキの女王が2匹死んでいた。どうもいまいちだ。 一部働きアリが纏わりついている女王もいるがその数も2,3匹。 今まではケアリが多すぎたのかもしれない。 そこで、明日また繭がたくさん取れたらケアリの働きアリはごく少数で後は繭から生まれた働きアリで賄う作戦にして採集に出掛ける予定。 まぁ、本当はこれが正着だと思うけど、ついこの前は繭を分散させてしまって・・ まぁ、そもそも繭がまた沢山見つかるかが問題だが・・ |
7月23日 | 午後から枚岡に出掛けた。 神社の境内でウメマツオオアリもしくはイトウオオアリの有翅メスの死骸が転がっていた。 標本みたいな形をした死骸だった。 コガネムシの死骸に集まるシリアゲアリ。 山を歩いていくと一匹のアシナガアリの有翅メスがよたよたと歩いていた。動きが変だ。 ひっくり返すとすぐに原因が分かった。腹部がないのだ。 何か昆虫の死骸に集まるクサアリ。 今日はクサアリモドキはそこそこの数見つかった。 ベッコウバチ?の仲間と思われるカリバチがクモを運んでいた。これも今日数回目撃した。ただ、警戒心が強く近づいて撮影しようとしたらクモを離して飛び去るのでこんな写真しか撮れなかった。 ヒグラシの死骸に集まるアシナガアリ。 椋ヶ根橋の欄干で佇んでいたハリブトシリアゲアリの脱翅メス。 今日も見つけたよく分からない赤いカミキリ。 アシナガアリ脱翅メスも少しだが見つかった。午前に来たらもう少し見つかったかもしれなかった。 |
7月24日 | 午前枚岡。境内でヒグラシが死んでいた。 この色合い、凄く好みだ。 アシナガアリも昨日ほどではないが、飛んだようでオスが見られた。 クワガタのメス。オスはなかなか見つからない。 公園事務所付近のトイレの壁面で大型のガが交尾していた。シャクガっぽい感じだがよく分からない。 アシナガアリの脱翅メス。1匹だけ見つかった。 アオドウガネの死骸に来ていたホソアシナガバチ。 もう1枚。齧るのに夢中で結構接写したが全然意に介さない様子だった。 トックリバチの一種が芋虫を巣に詰め込んでいた。 巣の様子。本当に「とっくり」だね。 ゴマダラチョウが道の隅っこで口吻を伸ばして何か吸っていた。 |
7月25日 | クサアリモドキの女王はまた1匹脱落していた。 全部がだめかというとそうでもなくごく少数働きアリの取り巻きを作っているものもいる。 ただ、大半は未だぽつねんとしている。 一昨日採集した1匹のクサアリモドキ。土曜という事もあってしばらく観察していたら栄養交換をしてもらっていた。 でも、どれだけ残るかは結構微妙・・ |
7月26日 | クロナガ。この種類は湿度と種を与えておけばかなりズボラができるので最近観察ペースが空いた。 今日、給水と種子を与えたとき、1つのコロニーで面白いものが見られた。 ぼけてしまったが1匹だけオスが生まれた。 単純に考えたらこのコロニーの複数の女王のうち、1匹が受精していなかったという考えになる。 ところが、もし、そういう女王がいたらオスはもう少しいてもおかしくないと思うがこの1匹だけ。 他はちゃんと働きアリがいる。 tenさんのブログでヤマトアシナガアリの新女王が産んだ子供がオスだった・・という記事があったがそういった現象と関係があるのだろうか? |
7月27日 | チクシトゲアリ。最近越冬モードに入ったようでコロニーの活性自体が下がっている。 初めてこの種類を飼育した時、越冬モードに入ったという事が分からずに暑い室温で飼育したらあっという間に壊滅してしまった。 どうもこの種類はアシナガほどではないが暑さにそれほど強くないんじゃないかという印象を持っている。 卵はもうなくなったと思っていたがこの写真を見たらごく少数写っている。という事は産卵は少しだがしていることになる。 栄養交換。 チクシコロニーは初夏のころから餌場に居ついてしまいしかもその天井に幼虫の糸で薄い茶色の膜を張っていてコロニーの中心部が観察しづらい。でも女王は元気なのは確認している。 |
7月28日 | 久々のキイロシリアゲアリ。見たところは活況なのだが・・ 卵塊のごく一部。それでもこれだけあるのだ。しかし、働きアリが思ったほど増えてこない。これが問題だ。ミールワームはいまいちなのだろうか? 働きアリ。いつ見ても美しい種類だ。 |
7月29日 | クロヤマアリ。今年は殆ど紹介していなかった。 増え始める時期に肉餌を食べてくれず、幼虫がようやく蛹になり始めたのは5月以降だった。 結局、増えるはずの時期に大して増やせなかったので現状維持のような数になった。 ミールワームをせっつく働きアリ。 繭。もう幼虫や卵はみられない。 |
7月30日 | クサアリモドキは現在3匹の女王がいる。 今のところ数の大小はあるがどの個体も取り巻きができている。 一個体、先週日曜に採集したものが凄い取り巻きができているがこの個体はタッパー飼育にしていたらケアリワーカーが塗布したパウダーをものともせず脱走体勢に入るのであまり長時間ふたを開けられない。 まぁ取りあえず順調なのだろう。 |
7月31日 | ウメマツオオアリ。このアリ、結構タフな印象。 ウメマツオオアリは現在4コロニー飼育しているがこれは2007年採集のコロニー。石膏を掘り進んでその下に女王が潜っているので女王は確認できないが幼若個体が見られるので元気なんだろう。写真はミールワームを食べている様子だ。 |
2011年7月の観察日記