2010年3月の観察日記

3月1日 思えば、2月もキイロケアリでスタートだったが、この3月も最初はキイロケアリである。

卵塊と働きアリ。卵からはまだ幼虫は孵化していない。この卵塊、ここ数日大きさがあまり変わっていない。クサアリのように産卵休止期に入ったのか、少しずつ産んでるのかは微妙なところだが、ぱっと見た目では女王の腹部が大きいので少しずつ産卵してると思いたい。

その女王。腹部はボンレス寸前。アメイロケもキイロケも、アメイロアリも女王は黒いのに、働きアリは黄色っぽい。これ、一概に地中生活への適応した色と言われているがどうなんだろう?キイロケやアメイロケはともかく、アメイロアリは普通に地上を歩いてるように思うのだが・・

クサアリモドキで、初めて幼虫が1匹、孵化してるのを確認した。明日以降、続々と孵化してくることが予想される。
3月2日 少し心配なアリを紹介しようと思う。それはキイロシリアゲだ。

御覧のように、卵はたくさんある。そこは全く問題ない。
ただ、幼虫が全然孵化せず、孵化して成長しても終齢くらいになると食われるようで姿を消す。このコロニーにはゼリーとミールワームを与えていてミールワームはむらがあるものの食べているようなので肉餌に関しては問題ないと思うのだが、一向に発展しない。
このまま、尻すぼみにならないことを祈るばかりだ。
3月3日 久々登場のムネボソアリである。

このコロニーは冬の間、ゼリーのみを与えていたが、それが功を奏したのか、働きアリのお腹は大きい。

女王。見かけはトビシワにそっくりだが、ずっと小さい。幼虫も数個体いる。暖かくなり始めたら肉餌が必要になるだろう。でもムネボソってなんだか飼いやすい・・
3月4日 クサアリモドキでは幼虫の孵化が始まった。

卵塊。一番上、働きアリの頭付近に1個体幼虫が見えるがお分かりになるだろうか。

卵塊2。もっと孵化してると思ってパシャパシャ写したが卵ばかりが写った。実際まだ、卵の方が圧倒的に多い。

かなりきつめに補正をかけた卵塊。ここにも幼虫がいると思ったが・・

女王。少し腹部が大きくなってきた?

働きアリが取り囲んであたかも真冬の「アリ玉」のように見えた。働きアリは腹部によく集まっているが、ここから何か分泌されているのだろうか?
3月5日 ウメマツオオアリ。相変わらずの越冬モードだが、部屋が暖かくなると、ダンゴモドキが少しほぐれるようにはなってきた。

女王。この個体はもともとボンレスになりやすいのか、すぐにお腹が大きくなる。

大型働きアリ。ウメマツオオアリってクサアリに近い色艶してますね。この前、枝おりした時の記憶が夢になって出てきましたよ・・・
3月6日 引き続き、ウメマツオオアリ。今日は取り上げる気はなかったがある変化があったので急きょ連ちゃんでの登場になった。

昨日紹介したのとは別の女王。この女王、中々腹部が膨らまなかったのだが、今はこんな感じでいい感じに膨らんでいる。

その女王が産出した卵。常温なのでかなり早い。トビシワでさえまだ産卵開始してないのに・・

働きアリの腹部に付いた卵。今のところこの2個だけなのだが、産卵が始まったということは肉餌が必要ということだ。

話は変わってクサアリモドキ。ようやく幼虫が撮影できた。

小さいうえに蓋越しなのでどうしても甘い写真になってしまう。

もう1枚、別の塊。卵を見ていて気がついたが、孵化前になると卵の色が変わっている。濃い色に変わってくるのだ。
3月7日 ヤマクロヤマアリ。女王の腹部は大きいが、産卵数が伸びない。見た感じから逆算したら日に2,3個ほどしか産んでいないのではないかと思うほどだ。

働きアリと女王。

卵塊と小さな幼虫。他にも少しいるが、メインの塊がこの程度。25℃という温度が暑すぎる・・?
3月8日 シワクシケでは働きアリの羽化が始まった。

色の淡い働きアリ。続々と生まれてきているが、幼虫がやや少ない。ミールワームは切断したものを餌場に毎日1匹放り込んでいるが、足りない?
でも、いままで1匹だったし・・
3月9日 ケブカツヤオオアリ。ダニもいつの間にか全くいなくなって、コロニーもいい感じで推移している。

働きアリ。ミカドの働きアリを小型化したような感じに見える(私見)。

幼虫の世話をする働きアリ。大型の幼虫も育ってきていて地道ながら勢力増大してるという感じだ。

女王と働きアリ。こんなに体格差がある。早く大型働きアリが生まれないかな・・
3月10日 アズマオオズアリ。

幼虫を咥える小型働きアリだが、何とも分かりづらい写真になってしまった。

小型働きアリ。もう少し大きければ人気も出たろうに、如何せん小さい。色彩はとても気に入っている。

卵塊の世話をする小型働きアリ。幼虫が少しずつ孵化し始めてるが塊の大きさが変化しないので少々ながら産卵はしている模様だ。このコロニーは一度手抜きで壊滅寸前までやってしまったので今年は世話の重点種に挙げたい。
3月11日 クロヤマアリ。肉餌への欲求はすさまじいものがあり、毎日4匹の刻んだミールワームを与えても卵や幼虫の数がそれほど増えない。去年は日に1匹で済んでいたのに・・

女王と働きアリの栄養交換。クサアリと違い、コンスタントに産んでいる感じ。

蜜水溶液を飲む働きアリ。これまた2日で飲み干す。

ゼリーに群がる働きアリ。去年ほどゼリーは食べていないがそれでも2日も放置しておくと盛った量の半分くらいは食べている。

クロヤマアリは寿命が短いのか、とにかくよく死ぬ。
現に次世代がまだ羽化していない今、クロヤマアリの働きアリの数は減っている(死骸がたくさんあることから)如何にサイクルをまわすかがこの種類を飼育するキーファクターになってるような気がする。
3月12日 ミカドオオアリ。繭の色が濃くなってきている。

こういう濃い色をした繭が日に日に増えてきている。越冬幼虫はほぼすべて繭になり、ミールワームの食いもいい。

卵の世話をする働きアリ。卵もどんどん産出されていて、卵、幼虫、繭と勢揃いしている。

そんな繭から今日、オスが1個体羽化していた。去年の経験から多分すぐに食われると思うが、色づいた繭を通して見える蛹がどうもオスっぽいのがいくつかある。なぜ、越冬幼虫がオスになるのか、そもそもこの種類はこの時期にオスを生産するのか・・不明な点だ。

小さな幼虫の1匹。体内に色が入り、ミールワームが行き渡っていることを示している。

メイプル水割りを飲む働きアリ。餌場に出てきた女王率いる一団と石膏巣の方に行き来があるのかはよく分からないが、石膏の方に給水したら働きアリがわらわらと水を飲みに来ることがある。ひょっとして、これが分巣?
だとしたら容器を分割する必要があるが、今のところ2つの容器の間のゴミ捨て場として使われてるよう気が緩衝地帯としての役をなしてるのか喧嘩は見られない。もう少し様子見・・・
3月13日 ムネアカオオアリ。女王のお腹が大きくなってきている。

ボンレスの一歩手前だ。その割にどかどか産卵するわけでもなく、産卵数は少なめだ。

幼虫と繭。この繭から昨日、働きアリが1匹羽化して、合計4匹になった。
3月14日 クロヤマアリでは繭から働きアリの羽化が始まった。

羽化して間もないと思われる働きアリ。早くに産卵開始したヤマクロヤマアリがまだ繭なのに、この成長の早さはなんだろう。肉餌はとにかくよく食べる。最近は蜜より肉、という感じでなんだか追い立てられるような妙な錯覚を感じることがあるほどだ。

少し前、少し心配とかいたキイロシリアゲ。成長した幼虫が2,3個体、蛹が2個体ほど見られる。これが羽化したらまたコロニーの様子も変わるだろう。とりあえず栄養補給の意味でミールワームとゼリーは与えているがミールワームは食べてるときと食べていない時があるようだ。
3月15日 クサアリモドキ。働きアリが羽化していた。

繭を破るのを手伝っているのだ。

「繭山」。一時期ほど数はない。繭になる幼虫も今は居なくなって繭、小さな幼虫たくさん、卵という構成になっている。

遠目でコロニーの様子を少し写してみた。小さな幼虫がいるのがお分かり頂けると思う。実際、もっとくっきりした幼虫を写したかったが、蓋の加減かこれが限界・・

女王。中々産卵モードである腹部パンパン状態にならない。今いる繭が羽化して労働力に余剰が出たら女王の世話に手が回るかな?と考えている。

最後に幼虫の塊をアップにしてみた。くそ・・うまく写らない・・
3月16日 キイロケアリ。少しずつ卵が増えている。

写真には写らなかったが孵化したての幼虫を数匹確認している。個体数が少ないためか食べてるのか食べていないのか分からないくらい餌が減らないが女王のお腹が大きく、産卵が続いているので順調かな?

小型働きアリ(多分一番初期の働きアリ)と女王。体格差が凄い。
3月17日 恒温機の温度を23℃に下げた。
というのも、ヤマクロヤマアリといアシナガアリの状態がよくなく、特にアシナガアリは働きアリが少しずつ減って行ってるのだ。
去年と同じ飼育法でおかしくなって、変えたのは温度だけ。
そこで、アリたちが「秋」と誤解してしまうリスクはあるが、23℃に下げて様子を見ることにした。
他のアリたちは順調なので、ヤマクロヤマアリとアシナガアリさえ持ち直してくれたら・・
3月18日 アズマオオズ。卵塊の大きさはそれほど変わらないが、その中に小さな幼虫が見受けられるようになった。

小さな幼虫が写ってるの、分かりますかね・・?
以前紹介した大きく育った幼虫1匹は普通の働きアリになるようで蛹になっている。
色が白いのでまだ羽化はもう少し先だろう。
3月19日 復調模様のキイロシリアゲアリ。卵から幼虫が孵化し始めてそれが食われることなく成長している。

女王の腹部は大きい時としぼんでる時がある。やはり見てない間に昆虫ゼリーを舐めてるのだろうか。

色づいてきた働きアリの蛹。ここまできたらもう少しだ。他にも色の白い蛹が5個体ほど確認できるので、ようやく「コロニー」の体をなしてくるのか?
3月20日 今日はケブカツヤオオアリ。ダニもいなくなってコロニーの構成員は少ないがどっしりした安定感を感じるようになってきた。

女王。お腹がパンパン。でも産卵数はそれほどでもない。ボンレス=卵巣が発達してると思いがちだが、どうもそうでもないらしい。

初めて撮影に成功した卵。いつもは働きアリが覆いかぶさるようにしてるので撮影ができないが、たまたま退いてくれた瞬間をとらえた。クロオオアリやクロヤマアリより細長く、ウメマツオオアリの卵に形は近い。

蛹。なぜか繭を張らない。裸蛹である。でもミールワームは食べているようだし、栄養不足という点は否定できると思うが、石膏屑もあるのに裸蛹。
3月21日 クサアリモドキでは、羽化が続いている。

羽化したての働きアリ。よーく見ると、生まれる働きアリが初期のころと思われるものより少しだけ大きい。普通のケアリくらいの大きさになっている。

やや不鮮明だが、女王。腹部は縮んでいるが、産卵はしているようで、卵塊が大きくなっている。しかし滅茶な勢いで増えるわけでもなく、至って大人しい増え方だ。

卵。よく見ると、孵化する前は卵の色が褐色がかってくる。

卵と孵化したばかりの幼虫。幼虫体内にも色が入っていて、食べ物を食べていることが分かる。

繭の世話をする働きアリ。相変わらず頭でっかちだ。

床が黒く写ったので分かりづらい写真になったが、ミールワームの欠片に頭を突っ込んで中身を食べる働きアリ。実際、食べてる現場を見るのは久々だ。
3月22日 大学時代の友人、のび氏を誘って鉢ヶ峯に出かけた。狙いはチクシトゲアリとヒラズオオアリだ。チクシは3年前、サテライトを見たので生息していることが分かるし、ヒラズは4年目さんが採集しておられた。
ポイントに到着後、すぐ竹を割り始めた。
ファーストヒットはミカドのサテライトだった。

分かり辛いですね。要は竹を割った断面から出てきたミカドを取りたかったのですが・・マクロじゃなく、普通レンズにしとけばよかった・・

日向に放置されていた直径3センチほどの竹を割った時だ。中型のアリが出てきた。
シリアゲ?いや、少し形が違う。大きさ的にヤマヨツかと思い、竹を割ると女王がいて種類が分かった。

働きアリ。

女王。
そう、シベリアカタアリだ。去年、猪名川で働きアリのサテライトは出したが女王は見るのが初めて。少し感動した。

その後、少し場所移動。移動してる間にのび氏がどんどん先に分け入っていく。私は足に蔓が巻きついてそれを振り払うのに必死になっていると「アリ出たよ」という声がした。
場所は竹林のど真ん中。のび氏はアリに全然詳しくない素人さんだからミカドだろうな・・と思って行くと、竹の節の隙間からアリが顔を出している。ウメマツオオアリかな・・と思って、タッパーにあけてびっくり!

ヨツボシオオアリの女王(尻だけ)。なんとヨツボシオオアリのコロニーが出た。W数はだいたい150くらい。幼虫も小さなものが目分量で100ほどおり、大型働きアリもいる立派なコロニーだ。
のび氏は3年前の鉢ヶ峯でもイトウオオアリの大コロニー、2008年の岩湧山ではミカドの女王のいるコロニーを出している。氏も何度かアリを出してるうちに「いる竹」が分かってきたと言っていた。そう、これこそ経験しないとわからない、言葉では中々表現できないんですよねぇ・・
タッパーは2つしか持って言っていなかったので、採集活動は1時間で終わった。

ここからは、おまけ。

破壊活動をするあにまりあ。

山菜(?)の芽

帰路、こんな畑を見つけた。何の花かお分かりだろうか。

接近。

最接近。答えはブロッコリーの花だ。こんなの、初めてみたが、花をつけていない、つぼみの株があったがまるっきり食べてる物と同じそのまんまの形であった。

花に来ていたセイヨウミツバチ。

花を咲かせていたノゲシ。

同じく、咲いていたホトケノザ。この花が咲くと春が来たなぁと思う。

カラスノエンドウか、スズメノエンドウか・・

カンサイタンポポ。普段見るタンポポと違って在来種である。

最後は採集に付き合ってくれたのび氏。彼のヒキの強さを今回も垣間見たような気がした。
3月23日 ヤマクロヤマアリ。温度を23℃にしてから何かが変わったという実感がある。元気になったのだ。働きアリの羽化も少しだが続いていて復調気味。

太った幼虫も10個体ほど見つかる。

ムネアカオオアリ。5匹目の働きアリが羽化した。

色が淡いのですぐに識別できた。

太った幼虫。産卵も続いていて、当面はこのゆっくりペースで増えていくだろう。
3月24日 常温組にもミールワームを与えた。

ウメマツオオアリに与えたら大好評。

ムネボソも集っていた。

ムネボソコロニー。とうとう石膏の方に移動せず、乾燥した餌場で越冬した。その間の水分はゼリーからの蒸発すると思われる水分のみ。乾燥環境が好きみたいだ。
3月25日 祝日に採集したヨツボシオオアリ。お腹がすいていたのか、とても餌の食いがいい。

ミールワームに群がる働きアリ。普段はここをうろつくアリは少ないが、ミールワームを与えると一気に群がる。

蜜を飲んでお腹がパンパンになった働きアリ。

もう1枚。

女王。産卵はまだだがこれだけ勢いがあれば安心して見ていられる。

ヨツボシオオアリは最初石膏の部屋にいたがいつの間にか乾燥した石膏を敷いていない餌場に陣取った。居住環境から察するにこのアリもムネボソみたいにやや乾燥したところを好むようだ。


おまけ。シベリアカタアリ。女王はアリ団子の中にいるようで中々姿を確認できない。
このアリ、アリサイトを見ていたら数人の方が挑戦された形跡がある。飼育記録があまりないということは癖がある種なんだろうか。とりあえず、餌として昆虫ゼリーとミールワームを与えているが・・
3月26日 ミカド。活性が高く、ミールワームを入れるとすぐに襲いかかる。

蟻酸をかけて攻撃している大型働きアリ。

ミールワームにかみつく働きアリ。

色づいた蛹。腹部の先が尖ってることからオスだと思われる。

そうしてオスが生まれるが・・

このように食われてしまっている。一体何のためのオス生産なんだろうか。
3月27日 クロヤマアリ。働きアリは寿命のためか少し減ったがとにかく肉餌をよく食べる。ミールワームを1日3匹与えているが翌日には殻だけ。4匹にしようか迷っている。

女王。見たところ23℃に下げても産卵は継続しているように見える。

幼虫を咥える働きアリ。繭や裸蛹もそこそこあって安心なのだが、折角入れ物を増設したんだから増設した方にも一杯になるくらいの働きアリ誕生を・・と目論んでいたが、果たせていない。まだ、肉餌が不足してるのかな・・
3月28日 恒温機を23℃にして、アリたちの様子が変わった。餌の食い、特にゼリーへの食いがとてもよくなったのだ。以前はクロヤマでさえ、2日に一回交換した時にまだ十分な量のゼリーがあったが、今では2日目にはかなり食われている。
そしてヤマクロヤマアリでも同じ傾向がある。働きアリが羽化するようになった。産卵は停止しているのか微妙だが、少数今でもある。

ゼリーを食べるヤマクロヤマアリ。

働きアリと繭、幼虫。やはり25℃という温度は高すぎたのか・・
3月29日 アシナガアリ女王1のコロニーで女王が死んでいた。これで飼育しているアシナガアリは女王2のコロニーだけとなった・・・

キイロシリアゲアリでは働きアリが生まれていた。

話には聞いていたが、とても小さい。色づいた蛹がまだもう少しあるし、幼虫も順調に育っているので、ひょっとしたら今年大ブレイクするかも・・?

その、色づいた蛹。2個ほどある。
3月30日 シベリアカタアリでは、産卵が始まった。

産み始めて2日ほどでこの量。今のところは順調だが、この種類はなんだかヤマヨツのような苦戦の匂いを感じている。やはり先人の飼育記録があまりないということがどうも引っかかるのだ・・

昨日に続いて黄色いアリ。今日はキイロケアリ。

羽化したばかりの働きアリ。この淡い色は何とも美しい。

幼虫。石膏の屑がかかっているがもう少し成長する。この写真は少し補正をかけている。

働きアリと幼虫。小さな幼虫が孵化してきていて、いい感じになってきた。

裸蛹。光加減で白っぽくなったので補正している。

繭。数は少し減ったが繭山も存在する。このキイロケ、思った以上に生育がゆっくりという印象だ。細かく見ていないが、クサアリに匹敵するくらいの生育期間ではないかとも思う。これが温度によるものか、種差によるものかはよく分からない。
3月31日 10日前に採集したヨツボシオオアリ。コロニー活性が高く見ていて安心できる。

女王。働きアリに囲まれていることが多い。産卵は、まだ始まっていない。

蜜をたっぷり飲んだと思われる大型働きアリ。この大型働きアリ、女王に匹敵するくらい大きなものが数匹いる。壮観だ。

蜜を飲む働きアリ。

ミールワームに群がる働きアリ。

戻る