2009年12月の観察日記

12月1日 師走に入った。恒温機も部屋の窓を開けていたら大体10℃を示すようになった(ハロゲンヒーターを入れたらすぐに11℃に表示されますが)。
それでも常温組のいくつかはまだ摂食活動をしているものがある。
中でも顕著なのは今年採集したウメマツオオアリの2コロニーだ。
ゼリーを餌換えの時にキャップに目いっぱい盛るのだがしばらく放置しておいたらこの通り、乾いたゼリーまで食いちぎってる形跡がある。

こんな感じ。

ゼリーを交換したらこの通り。
ここまで食べてくれたら、正直気持ちがいい。それにそのうちの1コロニーは今でもミールワームに反応して生きたのを放り込んだら狩りを見せてくれる。
部屋はハロゲンヒーターを入れたらすぐに温度が上がるので常温組は餌やりのサイクルが恒温機組とは少し違えたほうがいいのかもしれないね・・
12月2日 以前紹介したカゼクサをたくさん運び込んだコロニーのカゼクサだが、予想外にかびるものが出てきた。

働きアリの数に対して確かに多いように思ったが、大丈夫だろうと思ったら、これだ。
ちなみにタッパーの方は全くかびていない。
違いは飼育ケースの方は乾燥が激しいと思い、2日に1回数滴スポイトで水を与えているがそれが原因だろうか?
未だにクロナガを手に余してるようではねぇ・・
12月3日 トビシワ、やってしまうところだった.。
何をかというと、乾燥だ。働きアリを半分ほど失ってしまった。
あわてて石膏に給水し、ゼリーを新しくした。

集ってる・・ごめんよ・・
幸い女王は無事だったが冬場の常温組は気を抜けないとおもった。
12月4日 クロヤマアリ。下部の容器へはたった3匹しか移動していない。
殆どが放り込んだそのままの容器に屯している。

黒山のごときクロヤマ(笑)の中を歩く女王。この女王は本当に美しいと思う。
12月5日 アシナガアリ。今年初めには4コロニーいたが、今は2コロニーになってしまった。

コロニーの様子。ちなみに写ってるミールワームはいれて直後のもので幼虫が齧ってるわけではない。10℃という温度ながら活動できるようでこの前石膏が乾燥した時は全員がゼリーのある餌場に移動してきていた。石膏に給水したらまた巣部屋に戻っていた。

幼虫を拡大。うーん、コロニーが活動期の時の幼虫と色や形に変化がない・・肉餌はそれほど食べてるように見えないんだけど・・
12月6日 9月に採集したミカドコロニー2つ。

幼虫は越冬幼虫になってどれも均一な大きさになった。

女王。ボンレスとは言わないが黒光りが美しい。

コロニーの様子。ミカドは現在タッパーとスポンジだけで飼育しているが石膏を敷いた容器の方がいいのか?少し悩んでいる。
12月7日 今日は大コロニーを採集した方のミカド。二日続けてのミカドになってしまった。

越冬モードの集団。こんなのが3つほどあって一個一個に女王がいる。飼育ケース内で分巣したのかとも思えるが喧嘩や敵対行動は見られない。

「アリ玉」に潜り込もうとする女王。この3匹の女王は昨日取り上げた大阪南部で取ったものより、腹部の金色部分が多いような気がする。

働きアリ。これまた色彩が美しい。ミカドはちょっと飼育に癖があるように感じるが、それは何かというとどうも固形餌より液餌が好きっぽかったりとかその辺なのかもしれない。このアリ、野外ではどんなものを食べてるんだろう?アブラムシの蜜が重要なポジションは占めてそうな気はするが、確かめるすべは今のところ、ない。
12月8日 キイロケアリ。最近までみられた卵はなくなり、幼虫だけになった。

働きアリと幼虫。幼虫の数も10匹ほどと思ったほど増えていない。暖かくしたらこまめに世話して発展させたい。

女王。見ての通り腹部がかなり大きい。この大きな腹部って見ていたら癒されるのは私だけだろうか。
12月9日 今年、新女王からスタートしたクロオオアリ。1コロニーだけ働きアリが1匹だけしかいないが、あとは最低でも5匹以上はいて何とか初年度はクリアできそうである。

幼虫。どのコロニーでも幼虫の大きさはこれと同じくらいで特に育った幼虫や発育不全のものはない。

女王と働きアリ。大きさの違いが結構ある。早く中型、大型働きアリを生産してみたいものだ。
ちなみにクロオオアリは常温で飼育している。
12月10日 クロナガアリ。石膏ケースの種子にかびが生えてきている。

大まかに見たらこんな感じ。これでは少しわかりづらいので拡大してみる。

働きアリの大きさをメインに撮ってみた。白いのがカビと思われるものである。
掲示板にも書いたが、以前何かの本でクロナガアリは多少ならかびた種子でも食べるとあったが見た感じはビミョー・・

ちなみにタッパーで飼育してる物。種の容量が丁度いいのか中心部の種子の山にかびは全く見られない。
12月11日 クサアリモドキ。最近動きがなく、1か月ほどご無沙汰してしまった。今回、珍しく「アリ玉」が少しほぐれていたので写真を撮った。

数枚連続して。女王を取り巻クサアリモドキの働きアリ。

動き回るのを撮影した女王陛下。腹部は小さい。

クサアリモドキの女王の脚って金色の毛におおわれて太いですね。

壁に上ろうとする女王。

幼虫のいるところだけ見事なボールになっていた。

容器越しに息を吹きかけるとボールがほぐれた。

ケアリ(左)とクサアリモドキ(右)の対比。クサアリモドキの方が色がずっと黒い。
12月12日 ムネボソアリ。最近、働きアリや女王が固まっていることが多くなった。

こんな感じ。ゼリーを週に1回ペースで交換しているがその時は少しゼリーにたかるくらいで動きは少ない。乾燥環境が好きなのか、一向に石膏の方には居付かない。
12月13日 クシケ。最近、幼虫の色に2タイプあることが分かった。

隅にいたのを撮影したので分かりづらいが黄色っぽい、小さな幼虫。

白色の上の幼虫よりは少し大きな幼虫。
上の黄色っぽい幼虫を拡大してみたら毛が密生していた。どうもこの毛の密度が濃いことで色が違って見えるらしい。
はて・・?シーズン中にはこんな色をした幼虫は見た記憶がないが、越冬モード専用に特化してるのかな?
12月14日 コロニー採集したミカドオオアリ。

コロニーの様子。越冬中とはいえ働きアリが集まってるところは活気がある。

幼虫。3ミリくらいになった。補正をかけてるために色が少し変わってるが本当の色はもっと透明で石膏の色に溶け込んでしまうような薄い黄色をしている。
12月15日 急に冷え込んだ。そうしたら常温のウメマツオオアリも塊になっていた。

こんな感じ。今年採集したコロニー2つは見やすい入れ物で飼育してるので、越冬団子の様子もよくわかる。
それでもゼリーを週に1回交換したらそれなりに集まる。
12月16日 ケブカツヤオオアリ。最近、壁面にとまっていている。

床面に何か問題があるのだろうか?幼虫は団子の中にいるのか確認できなかった・・
ちなみにミールワームを与えても全く食べてる形跡がない(切り口からカビが生える)。
12月17日 女王2のアシナガアリ。

女王が2匹いるのに、今年は増えなかった。産卵してるのは1匹だけなんだろうか。お互い喧嘩もせず、見た目は仲良さげに見えるが・・

卵もある。去年は急に冷やしたので卵が残ったんだと思っていたが、今年もあることを考えたらかなり低い温度でも産卵が可能なんだろうか?

働きアリ。初期ワーカーよりはやや大きくなったがやはり虚弱な印象。野外の大コロニーのものくらいの迫力がほしい・・
12月18日 クロヤマアリ。「越冬団子」の様子を撮ってみた。

クサアリほど明瞭な団子にはならないが、高密度に固まっている。
餌場には15匹ほど働きアリがいるが、多分これは最初から餌場に放り込んだもので特に容器間を移動してる形跡は殆どない。
2層にした来年、どれまで増えてくれるか楽しみだが、発展させたものの下の容器は観察性に乏しくなった。ムネアカと同じ運命(撮影がやりにくいという意味)をたどるのだろうか・・
12月19日 オークションで手に入れたムネアカコロニー。何とか女王を撮影できた。

明瞭でない写真になってしまった。どうもこの女王の居場所が容器の位置の関係上撮影しにくい場所にいるので仕方ないのだが・・
でもやっぱり、ボンレスじゃないね・・・
これで大型の働きアリを産むので本当にどこにそんな体力が・・?
胸部はきれいですね。ムネアカの胸部や腹部って個体差があるように思う。
12月20日 石膏ケースのクロナガアリ。産卵も少なく幼虫の成長もゆっくりだ。

働きアリと幼虫。幼虫に色が入ってるのはカゼクサの色だろう。

蛹を咥える働きアリ。3匹ほどだが蛹がある。卵は10個もない。加温が足りないのか?
12月21日 コロニー採集したアシナガアリである。

女王。毎度のことながらどうしてこうピントが合わないかね・・

幼虫の塊。クシケのように色や形に変化はなく、通常時のまま越冬してる印象。というか、越冬モードなのか?

一匹をピックアップしてみた。各節のくびれが可愛い。

働きアリ。女王2のコロニーよりずっと大きい。数はそれほど多くないが、コンスタントに割と大きな働きアリが生まれる。何が大きさを決定してるのか・・?
12月22日 アズマオオズはこの温度でも活動はできるようで、石膏が乾くとゼリーで湿度が高いんだろう、餌場に出てくる。結構わかりやすい目安でそれをめどに石膏に給水したら1日ほどでまた元に戻る。
恒温機内は温湿度が殆ど変化ないと思われるのと、湿度が高い状態なのだろう、壊滅コロニーは出ていない。
常温の方がむしろ気を遣う。
12月23日 チクシトゲアリがチューブの中で死んでいた。
何が気に入らなかったんだろう?一つ考えられるのは栄養不足だ。
やけに腹部が縮んでいたのだ。
しかし、越冬モードにしてるのでエネルギーは殆ど要らないはず・・
ひょっとしたら9月採集ということを考えたらこの女王は昨年秋に飛行したもののコロニーを創設できなかった女王ではないだろうか?
結局、死亡原因は分からずであった・・
12月24日 ヤマクロヤマアリ。普通に越冬モードに入っているが越冬に入った後、3,4匹脱落してしまった。

女王。補正をかけたが胸部の色が変に写ってしまった。

働きアリ。クロヤマとはまた違った美しさがある。何とか早く増えてもらいたいものだ。
12月25日 クロヤマアリ。面白い現象が見られた。

ゼリーに群がっているのだ。クシケで以前同様の写真を公開したが、クシケがあまりゼリーを食べてる気配がないのに対し、クロヤマは明らかに少し食べてるようでゼリー表面がいびつになっている。

ゼリーに埋まって死んでいた働きアリ。本望・・なのだろうか?
12月26日 クサアリモドキ。まずは下の写真を見てほしい。

言わずと知れた「越冬団子」だが、問題はその周囲。ケアリワーカーが暖を取るわけでもなく、周囲にバラけている。

団子の様子。こうしてみると、団子内部にはクサアリモドキしかいない。ケアリワーカーはせいぜい団子に隣接することができる程度。去年の観察日記を見て頂けたらお分かりと思うが、去年はクサアリモドキワーカーがいなかった。そうしたらケアリを囲い込んで団子になっていたのに、今年はそのケアリが団子に入ることを許さない雰囲気だ。
やはり「同族」に囲まれている方が安心なんだろうか。
それにしてもケアリワーカーが打ち捨てられてるようでなんだか悲しい。まぁ、社会寄生ってそういうものなのかもしれないけどね・・
12月27日 キイロシリアゲアリ。最近まで幼虫や卵がそこそこ見られたが、その数が急に減ってきている。

女王団子。御覧のように、女王はすこぶる元気なのだが、やっぱり卵や幼虫が減っていくってことは、食べてるんだよね・・
一応ゼリーとミールワームは与えてるんだけど・・
12月28日 大阪南部で採集したミカド。ようやく越冬態勢に入り、動きが少なくなった。

女王。こうやってみたらミカドの女王も黒光りが結構している。タッパーのままか石膏に移すべきか・・ちなみに来夏は常温飼育の予定だが、33℃くらいには達する私の部屋の温度に耐えられるかな・・?
12月29日 クロナガアリ。石膏とタッパーともに産卵数があまりに少ない。確か昨年にも同じようなことがあってその時は熱源に近づけたら産卵数が回復した記憶があったので、写真のように熱源にかなり近づけてみた。

こんな感じ。熱すぎないかという声が聞こえてきそうだが、さすが「ピタリ適温」、容器上部に設置してる温度計が30℃を少し超えたところであった。

働きアリと幼虫、蛹。働きアリの数は少ないが、乾燥にさえ気をつけたらなんとか持ちそう。かびた種子を取り除いて新しく種子を追加したのだが、以前入れた種子でかびていないものを選んで食べてる節がある。

卵。よく見たら孵化した幼虫も見える。これで産卵数が増えたら問題ないのだが・・
12月30日 キイロケアリ。コロニー個体数は少ないが、脱落者もおらず安定した越冬モードである。

女王。キイロケアリの女王ってアメイロケと働きアリの色は似ているが女王の色はこちらがやや黄色みがかった色をしている。

働きアリと幼虫。幼虫の大きさは働きアリとほぼ同寸。
ミールワームを切って与えているが最近は殆ど食べていない様子。しかし幼虫の色艶は驚くほどいい。今年はそう増えなかったが来年こそ一気に増やしたい。
明日は総集編。
12月31日 今年も今日で終わり。そこで昨年も行ったように再掲写真を交えて振り返っていくことにする。
今年は2月13日まで恒温機の温度を10℃に保った。その理由は昨年、元旦から温めたら6月頃には殆どすべての種類で生産が止まってしまったのでもう少し長い間冷気に当てようと思ったからであった。
そんなときであった。クサアリモドキで明らかに大きな幼虫が2匹、確認できた。

この幼虫、3月になると姿を消していた。ホルモンか何らかの関係で大きくなりすぎた幼虫で間引かれたと考えたが、いかがだろうか。
2月14日、恒温機の温度を15℃に設定。月末には23℃に設定した。
温め始めて一番最初に顕著な変化が起こったのはクサアリモドキであった。女王の腹部が肥大し始めた。

また、この月にテフロンの粉末が届き、溶媒を手探りでさがしていた。というのはテフロン粉末はそのままではベビーパウダーほど壁面への付きがよくないので壁面にべチャッとくっつくようにしたかったのだ。フルオンというフッ素樹脂を私は一度だけ見たのだがそれに近づく溶媒を探した。そして見つかった。それは消毒用アルコール(エタノール)であった。
3月に入る。早速エタノールで溶いたテフロンを塗った。しかし結果は惨憺たるものだった。
エタノールが完全に飛んでいなかったこと、その日は観察が夜までできなかったことで、モリシタケアリが壊滅。クサアリモドキ、ヤマクロヤマアリも危機に陥ったが幸い復活した。ヤマクロヤマアリが一番早くに産卵を開始。

このころ、フタフシさんが紹介くださった乾燥ミミズを与えていて、どのコロニーでも食いがよかった。写真はミミズを食べるアシナガアリの幼虫。

クサアリモドキも災厄を乗り越えて産卵を開始した。
4月、クロナガアリを求めて猪名川へ。
しかし、今年は天候が不順でなかなか大がかりな飛行にであなかった。そんな中、篠竹やイタドリの枯れ枝を集めてるところを発見、そこからウメマツオオアリ2コロニー、ルリアリ1コロニーを見つけ、採集。あんな面白い場所が眠っていたとは・・
5月。G.Wを過ぎてようやくクロナガアリの大量飛行があった。

集団巣作りの写真。クロナガアリの集団巣作りは5年ぶりに目撃して感激だった。
その翌日には枚岡でクロオオアリの観察。

これだけのアリが翌日見に行くと姿を消していた。神社のコロニーは電灯などの影響で夜間に飛行してるのではないか?と思う出来事だった。
今年はムネアカの女王は採集できず。クロオオアリは5個体、確保できた。

そして感動のクサアリモドキ初ワーカー誕生もこの月だった。
6月。アメイロケの飼育情報を聞くようになって枚岡へ出かけてみた。そうしたら朝早い時間に行くといたのだ!

この女王はケアリワーカーを2匹も「はみはみ」したのに、ケアリコロニーにいれるとものすごく攻撃された。救助したが結局だめだった。
7月、最初の最初の休日に「アメイロケポイント」を訪れると、いたのだ!しかも5匹も!

一番きれいに撮れた女王の写真。
しかし、寄生は思ったほど簡単ではなかった。「賞味期限切れ」なのか、ケアリに無関心な女王が3匹、はみはみを中途半端にしか行わず、コロニーにいれると攻撃された女王1匹、そしてようやく潜り込んだ女王が1匹だった。
アメイロケは(他のケアリ寄生種もそうだと思うが)お腹がすいてるようで、蜜を与えると熱烈な栄養交換。

この時はうまくいく、と思った・・
伊那もこの月の3連休に行われた。初日、アメイロケやヒゲナガアメイロケの女王が土生さんの事務所付近を歩いていたがいくら探してもケアリコロニーが見つからなかった。そこで女王を数匹採集して家のケアリコロニーに導入する方法を取った。
2日目は某牧場。エゾアカの塚を暴き、女王がいたら持ち帰ろうと思ったが女王はいなかった・・
3日目。ツノアカヤマがいるという情報を得て高原。そこにはエゾアカとはまた違った色のツノアカヤマがいた。

このアリ、私が塚の端っこを踏んでいたら足をよじ登ってきた。こんな気性の荒いアリは初めてでびっくり。
8月。恒温機の各コロニーが越冬モードに入った。すなわち、産卵を停止したのだ。今年の夏は天候不順で暑い日が少なかったが恒温機の5℃ほどの違いで夏を感じたようだ。
9月。シルバーウィークの初日に河内長野へ出かけた。そこでチクシトゲアリの女王1匹とムネアカの初期コロニー1個、ミカドの初期コロニー2つ、ムネボソアリコロニー2つを見つけて持ち帰る。

チクシトゲアリの女王。見つけた時は歓喜した。でも時期的にはコロニー採集には向いていないと思った。というのは枯れ切っていないイタドリが多く、全体的に生っぽく、アリが入ってる物が少ないのだ。
10月から恒温機の温度を順次下げて行き、クサアリモドキでは「アリ玉」ができた。
活動してるのは常温組とクロナガくらいで動きが少なくなる。
11月に入り、常温組も越冬モードに入る。
クロナガアリの温室に火を入れた。
12月。クロナガアリくらいしかもはや動きはなく、他の物は部屋の温度を上げた時にのそのそと動く程度。ヤマクロヤマでやや働きアリが少ないがなんとか復活してもらいたい。

以上、駆け足で今年を振り返った。載せたい写真も多かったがこれ以上長くしたら冗長になると思ってベストセレクションにしたつもりだ。
思えば3月のテフロンーエタノール事件でモリシタさんが死んだのは痛かった。今年は採集できなかったから・・
その分、クサアリモドキが死ななかったのは不幸中の幸いだったと思う。
また手探りでの導入をするかと思うとぞっとする・・
今年はケアリ寄生種への足がかりを得た年であったと思う。飼育種が増えて手間は増えたが面白味も増し、充実した1年だったと思う。
皆さんの今年のアリ観察はいかがでしたか?
2010年のアリ飼育・観察目標は明日、元日に行う予定。
それではよきお年を・・

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