2009年1月の観察日記
1月1日 | 今年も例によって元旦に今年の目標及び課題などなど、書いていきたいと思う。 まず、今年の最大目標は何といっても「去年採集したモリシタケアリとクサアリモドキを順調に発展させること」である。 この2種類は女王の肥大化した腹部を見たら突然死さえなければ相当に増えることが予想できる。また、クサアリは飼育されている方も少なく、何か発見があるかもしれない。 それに関連して、アメイロケアリの飼育にリベンジを果たしても見たい。 ケアリコロニーの採集も問題だが、何といっても女王の確保。これに尽きる。 ただ昨年、飛行シーズンの早朝に枚岡公園に行けば採集できる可能性が開けたのでこれは意外と達成可能かもしれない。 他はコロニーを順調に発展及び発展している物は壊滅や激減を避ける、といった基本的なところを重点的に攻める、いわば「当たり前のことを当たり前に管理する」ということですかね。 日にちは現段階で未定だが(1月の3連休あたりだと思うが)岩湧山に登る計画がある。 ここでの狙いはもちろん、チクシトゲアリ。 この種類、どうも真夏に常温飼育がまずい(要するに高温への耐性が低い)のではないかという推測に至り、今年、女王のいるコロニーが採集できたら恒温機での飼育を行いたい。飼育自体はそれほど難しくないと感じているので(ただ、死に始めたらあっという間なのでそこは神経を要するが)なんとか・・という想いはある。 そしてもう一つ、少しアリとはずれるかもしれないが少しでも多くのアリ関係の人と実際に出会ってみたい。 たとえば・・そうですねぇ。何回かお世話になっているるぱんさんなんて一度お会いしてみたいですね。 そんなわけで今年もよろしくお願いします。 最後は新春記念じゃないですが、この前撮影したレマニ(ヤマクロヤマアリ)の写真。 ふたを外して撮影できるって本当にいいですね。写真がクリアだ! 女王。腹部の艶が何とも言えない。 働きアリ。脚部が赤褐色。 |
1月2日 | 30日ころから冷え込み、「温室」内の温度も窓を開け放っていたら15℃くらいまで下がることがわかった。 小鳥の餌のアワの実を与えているが大量に与えたらだめだが、ほんの少し与えたらその一部を巣に運び込んでかじる姿が見られる。 そんな巣内の様子。 幼虫に色が付いているのはたぶんずっと以前に放り込んで少しずつ食べていたカゼクサの種子を食べたからだと思われる。 ぼけてしまったが、アワの実にかじりつくクロナガアリの幼虫。 温度が低いのか去年のように幼虫の成長も見られないし、産卵数も4個のまま増えない。 さて、どうしたものか・・ |
1月3日 | シワクシケアリも恒温機で越冬状態にあるのだが、少しずつだが幼虫が減っていた。 このシワクシケアリは一昨年、亜高山帯で土生さんが採集されたものを私が頂いたのだが、恒温機内の8℃〜10℃という温度では活動できるのではないか?という疑念が少しあった。 そこで年末のゼリーを与えた時にこのコロニーだけコオロギを与えた。 そして今日、見てみたがコオロギを食べている様子は見られなかった。 アリたちも団子とは言わないが身を寄せ合っていた。幼虫の色からしても越冬状態にあると思われた(成長期のあの独特の艶がない)。 どうやら活動はできるかできないかのぎりぎりの温度だが、幼虫の成長はストップしていると判断したのだった。 |
1月4日 | トビイロシワアリは弱弱しくも活動している。 餌も若干では食べているようで、年末にゼリーを与えた時、相当お腹が空いていたようで室温10℃以下なのに大挙して集まっていたのには驚いた。 他の常温組は固まってほとんど動きも見せない。 返す返すもだが、トビシワって幼虫で越冬するんだろうか。あ、そういえば春先に巣を暴いたら成長した幼虫がいたことがあったな・・ |
1月9日 | ヤマヨツボシオオアリ。ごく少数だが、産卵もあるし、小さな幼虫も見られる。 そう、ここまでは普通なのだ。 問題はこれ以降。 大型幼虫や繭に一向にならない。 餌は問題ないと思うだのだが、何が悪いのかよくわからないまま、少しずつ数を減らし、去年採集した時の半数ほどになってしまった・・・ |
1月10日 | 約10日ぶりにクサアリモドキやモリシタさんなど、恒温機組の様子を見てみた。 そうしたら、気になる現象というかそういうものが少しあったので書いていく。 恒温機内温度はずっと10℃設定だ。しかしモリシタケアリとクサアリモドキの置いてあるあたりに温湿度計を設置しているがいつも8℃を示している。 冷気の通り道だからと考えた。 それはいい。別に問題ない。 ただ、ふたを開けて中の様子を見たら、10日前と少し様子が違っている(ように見えた) ケアリの幼虫は越冬する時、何というか褐色がかったような色になる。 そんな中、クサアリモドキで1個体、明らかに越冬モードに入っていない幼虫がいたのだ。 体色は透明、大きさも他の越冬幼虫が1ミリほどなのに、2ミリほどある。 気になってモリシタケアリも見てみた。 そうしたらこちらでは3,4匹、成長してるんじゃないか?という透明でやや大きな幼虫が見られた。 完全越冬モードだったミカドは?と思って見てみた。 やはり数匹、色が透明になっている。 この10日、恒温機はろくにふたも開けなかった。ただ、ハロゲンヒーターの影響で恒温機内の温度は11℃を示す時がままあった。 昆虫にとっては1℃でも大きな変化を及ぼすことがある。 まさか、こんな低温設定条件下で越冬モードから目覚めた個体がいる可能性については今後の観察で明らかにしたいが、この温度だとふたを開けた時しか働きアリは動かない。 餌の供給はないと思われるので、成長しないとは思うが、大みそかに与えた昆虫ゼリーを食べたのか?謎が深まる・・ あと1ヶ月は眠ってもらいたいが・・ |
1月13日 | 3日前に「疑惑の幼虫」の話題を取り上げた。 今日はクサアリモドキで写真が撮れたのでご覧いただきたい。 見ての通り、この1個体だけ、やたらとデカい。右側の2個体が越冬幼虫一般の大きさなのだが、何も体内に入っていないゆえか、体色もすごくツヤツヤ。 個体差・・にしてはこの1匹だけ、他のよりずば抜けて大きいのが気にかかる。 おまけ写真はモリシタケアリ。 女王はなかなかピントが合わなくて苦労する。 この種類だけ、なぜかピントが合わない写真が多発する。 しかしそれでも腹部が大きいことはお分かりいただけると思う。 普通種ならほとんどボンレスといっても差支えない・・ こういう状態を見ていると本当に越冬中であっても安心できる。 この種類、飼育例がほとんどないだけになんとかうまく発達させたいものである。 |
1月14日 | 今日はシワクシケアリ.。 越冬中に幼虫が少しずつ減っていること、また攪乱したら他のアリがのそのそと動くのに対し、すぐに活発に動くので、活動限界温度が10℃前後なのかな?と思ったりする。 産卵は見られないし、えさ場に放り込んだコオロギを食べた様子もない。 少々悩ましい存在だ。 コロニーの様子。 大きかった幼虫がこんなに縮んだ。やはり餌が必要なんだろうか? 残念なお知らせ。オオズアリで女王が1匹、死んでいた。これで女王1匹だけになった。 なんとか復活してほしいが、大丈夫かな・・? |
1月15日 | トビシワ。冬に入ってからも幼虫がずっといる。成長はしていないようで、卵、蛹のステージは見られない。 常温飼育で餌は与えていないが、年末にゼリーを与えたらすごくたかっていたこと、秋の終りの餌を減らしていた時期に羽化した働きアリはやたらと小型だったことから、今の時期でも餌を与えたほうがいいのか、少し悩んでいる。 女王。1匹だけになってしまったが、元気の様子。ふたを開けて撮影できるのはこの時期の特権のようなもので特に盛夏なんかは活性が高いのでふたを開けたら大パニック。 春以降、ふた越しの撮影になると見劣りしちゃうかも・・ |
1月16日 | クロナガアリは、冬の初めに卵が4個確認できたが、今はない。 幼虫も成長しない(餌は食べている)。 去年は蛹化が進み、産卵もどしどしされていたのとはえらく違う。 調べたら、ここ数日の寒い日の影響で、クロナガアリの置かれている辺りが去年より温度の低い可能性があった。一昨年の11月20日の日記にクロナガアリの「温室」の様子があるが、去年はオオズアリ、トビシワと温めていて、その上にクロナガのケースを置いたのだ。 今年はクロナガ1コロニーだけ。本棚の床に直置き。熱源から少し遠いのだ。 そこで、本を置いて熱源に近づける措置を取った。 容器の上に温度計を置いてしばらくしてみたら室温10℃ほどのところ、26℃を指していた(写真は取り出して室温内に少し置いてから撮影したので若干下がってます)。 少し遅かったかな?とは思うが、まぁ、幼虫も死んでいないし、ぎりぎり大丈夫かな・・? |
1月17日 | クサアリモドキの幼虫。 この前取り上げたものとは違い、生まれて間もないと思われるほどの小さな幼虫がたくさんいる。数は多いので、温度が上がって、順調に成長したら多数のクサアリモドキが生まれてくるだろう。 こちらは例によってモリシタさん。 最近、モリシタさんは塊でいることがなくなった。それにふたを開けたらすぐにのそのそと動き回り、ケアリワーカーに至ってはシーズン盛期程の活気はないが、それでもすぐに脱走するので長い間ふたを開けていられない。結果モリシタケアリの女王はいつもピントがぶれてしまう申し訳ない写真になってしまう。 それでもクサアリモドキの女王と比べると腹部は明らかに大きい。 種類の差なのか、栄養状態の差なのかよくわからない。 |
1月18日 | 久々にアシナガアリ。写真を写したが、どうもケース越しだと写真が曇るというか不鮮明だ。 たぶん気温の低いところから若干でも気温の高い所に出したので、曇っているというのもあるんだろう。 女王。3コロニーいるが、どれも女王が健在だ。 幼虫。2コロニーで幼虫がいる。気がかりなのは残りの1コロニーで幼若個体がいない。少し気がかりだ。 恒温機はトゲアリ導入の際、一気に温度を下げたので卵がまだある。一気に急冷したことになるが、大丈夫だよね・・ |
1月19日 | 今日はクロオオアリ。このクロオオアリ、なぜかなかなか増えない。私の世話がうまくいかないのだろうか?しかし去年一昨年の日記を見たらそこそこ働きアリがいた。 ということは今年減ったのは、世話、さぼったからなのか・・? コロニーの様子。お恥ずかしい話だが、これが構成員の全てだ。去年のトゲアリ導入実験の際、貴重な働きアリが5、6匹死んだ。 しかしかつてW1から復活させたこともあるので、それほど心配しはしていない。 このコロニーは机の上において常温で飼育している。 |
1月20日 | 伊那で採集したミカドオオアリ。幼虫がたくさんいる状態で越冬している。 幼虫団子の一部。働きアリのお腹も大きいので、栄養状態はそれほど悪くないだろう。 女王。ミカドオオアリは低温への耐性が強いのではないかと去年くらいから思うようになったのだが、この女王ものそのそと動き回り、団子の中に入ろうとする瞬間の腹部のみ、やたらとクリアな写真しか撮影できなかった。 こうやって幼虫を見たらなんだか透明ではなく、薄黄色がかっているように見える。私は、一昨年のイトウオオアリの例を見て、こういう幼虫が越幼虫で、体がすきとおったものは越冬から覚めているとみているのだが、いかがだろうか。しかしこういう幼虫も一個体一個体接写したら割と透明がかっていることもあるので、正直悩むところである。 |
1月21日 | ウメマツオオアリの女王。 一昨年春採集。思えばここまでクリアな写真は今までなかったですね。 この女王は普段はチューブ内にいるのだが、撹乱したらまっさきに乾燥している餌場に飛び出してくる。放置して死んだら嫌なので、石膏の方に戻すが翌日見たらやっぱりチューブに・・ 幼虫は小さいものが割といるので、今年も春以降安定して増えることが予想できる。 |
1月22日 | 今日は少し趣向を変えて、自己採集したものではないアリを紹介しようかと。 まず、ムネアカオオアリ。去年はじめ、オークションで。最初からW100ほどはいたが、去年は増えて今ではW200くらいかな?しかし早々と温めたのがダメだったのか、産卵が見られなくなって、現在、数個体の幼虫がいるだけ。少し心配。 写真はそのコロニーの女王。腹部を見てもやせているので、なんとか加温し始めたときにたくさん食べて腹部をボンレスにして、産卵をどかどかしてほしいものだ。写真を撮影して気がついたが、この女王、胸部にも赤色が割とついてますね。ムネアカは赤い色の領域が結構個体差があるように思う。 次は何かわかるだろうか? そう、レアといわれるケブカツヤオオアリ。去年の秋、譲り受けた。 Q1、W6の初期コロニー。少ないが幼虫も存在している。 この種類と思われるアリを初めて伊那に行ったとき、コロニー採集した。 大型コロニーでとにかく何でもよく食べたし、飼育冥利に尽きたのdが、冬加温してからおかしくなって、最後の方は産卵を全くしなくなってしまい、壊滅・・(写真集にウメマツオオアリと書いてあるのがそれである)。るぱんさんいわく、これはケブカツヤじゃないか?ということだったが・・ 腹部のトラ柄模様がこの種類の女王のトレードマークのようになっているが発達したコロニーのものはこの模様が消えるとか。とにかく、大事にしていきたい。 |
1月23日 | 一昨日、また恒温機の中の様子を見てみた。 そうしたら、何とクロヤマアリでゼリーがすべて食い尽くされていた。そこで、すべてのコロニーにゼリーを与えた。 そうすると、与えてすぐ、常温飼育なのにトビシワが出てきてリングを作るではないか! トビシワは産卵もないし、普段はえさ場にも出てこないでじっとしていることが多いのですっかり油断していた。 そして昨日、恒温機組の様子を見てみた。 やはりクロヤマアリはゼリーを食べている。フィルムケースのふたにゼリーを入れているが、常時数匹が顔を突っ込んでいる状況。 女王がやたらと痩せていて心配なムネアカオオアリはゼリーの上にコオロギのカスの残りを乗せていた。食べるか微妙。 ほかはほぼまったく食べている気配はなかった。 このことから、クロヤマアリは他のアリより、低温条件でも活動可能というか採餌が可能なんじゃないか?と思った。春先に真っ先に出てくるのも低温への耐性がある程度あるからではないか?そんなことを考えてしまった。 |
1月24日 | アシナガアリの女王2匹のコロニーは完全に越冬モードで、容器のふたを開けても息を吹きかけたりしなければ働きアリが表に出てくることはない。 働きアリは本当に細く、弱弱しい感じ。野外の大きなコロニーのものと見比べたら体格が全然違う。 2匹の女王のうち1匹。アシナガアリの女王は色といい形といい、本当に美しいと思う。 フタフシアリの仲間だが、よく見るトビシワ等とは形が少し違って全体的に丸っこい。 今年は大いに増やしていくとともに、2匹の女王の関係がどうなるかにも注目している。 |
1月25日 | クロナガアリ。この前、熱源に近づける処置を行い、常時30℃という温度がキープできるようになった。そうしたら、変化が起こった。産卵が再開されたのだ。 卵はこの卵塊の大きさから現在は7、8個と思われる。拡大して気がついたが、孵化したての幼虫がいますね。 幼虫団子(の一部)。団子といっても20個体ほどでそう多くない。しかしどの個体も色つやがいいので、早く蛹に成長してほしいものだ。 さて、このクロナガコロニーだが、冬のはじめから面白い現象が起こっている。 働きアリの半分ほどが石膏の巣部屋ではなく、餌場にたむろしているのだ。観察時間が短いのではっきりとは言えないが、どうも巣部屋にはあまり居ついていない様子。不思議と思っていたら、成長した、もうすぐ蛹になりそうな大きな幼虫を数匹連れてきていた。 巣部屋にはこの前、給水したのだが、関係あるのだろうか? それとも彼らは外勤アリとして、巣内の仕事はあまりしないという分業になっているのだろうか? |
1月26日 | ヤマヨツボシオオアリ。 ご覧のように幼虫がいるが、本当に少ない。10個体もいないのではないだろうか。じわじわと数を減らしていて、行く先が思いやられる。 女王は3匹いるがそのうちの1匹。この個体だけ、腹部がやたらと大きい。オオアリ女王ではボンレスといってもいいのではないかというくらいだ。ちなみに残り2個体は普通のお腹。これで増えないんだから何が気に食わないのか問い詰めたくなってしまう。 |
1月27日 | オオズアリで最後の1匹だった女王が死んでしまった。働きアリも10匹を切っていて、まさに壊滅だ。 せっかく写真のような立派な兵アリも生産していたのに・・思えばオオズアリは去年、冬に温めてから調子がおかしくなったような気がする・・ 今年、採集できたら今一度トライしてみたい面白い種類だ。 冥福をお祈りする次第である。 |
1月28日 | クサアリモドキのアリ玉。何回か取り上げたがまた写真を撮影した。 時々、観察したら塊がバラけていることがある。そこで、撮影しようと蓋を開けたらすぐにわらわらとケアリの働きアリが纏わりついて、すぐ団子になってしまう。 それはあたかも女王を守ろうとしているようにも見える。たぶん女王が何らかのフェロモンを発したからだと思う。 こちらはモリシタケアリの幼虫。これと同じくらいの塊がもう1個ある程度でそれほど幼虫数は多くない。 去年からの飼育で、ケアリ寄生種は卵の期間が長いようだということが示唆された。 ということはこれらの幼虫が蛹になるか羽化するころに卵から孵化するのかな?とか思ったりする。もう少し卵期間が短くてもいいようなものなのに、この長い卵期間は一体何のためだろうか? |
1月29日 | 久々に今日は写真はなし。 今日はとても暖かい日で、天気予報を見ていたら、日中16℃を超えたそうだ。しかし夜になって暖房(ハロゲンヒーター)を入れないと寒いうえ、ここ数日風邪が悪化していて病院で薬をもらってるほどなので、ハロゲン点火。 そうしたらすぐに恒温機が11℃に・・ 明後日以降、気温は少し落ち着くようだが、よく考えたら15℃設定までもう2週間ちょっと。 それの予備期間のようなものとして時折11℃を体験させるのも良いかな?とか考えたのだった。 |
1月30日 | クロナガアリ。順調に卵塊が大きくなってきている。 やはり、もっと熱源に近づけておくべきだったんだなぁ。 幼虫も大きくなっているが、蛹になるものはいない。大きさ的にはもう蛹化してもいいと思うサイズのものはいるのだが、蛹にはなっていない。 ところで、このクロナガアリだが、各所で言われていたように相当グルメらしい。 私が見てどれも同じに見える小鳥のえさ(アワの実)にも、品質の違いがあるようで、少しでも気に食わないものはえさ場の隅にぽいっ。 幼虫がかじってるなと思っていても最後まで食べつくされるのはそう多くなく、少しかじってぽいっ・・というのが見受けられる。 |
1月31日 | 以前、土生さんのブログで赤いトビシワの話題があったが、我が家のトビシワを見ていたら2個体、働きアリに赤いのがいることがわかった。 1枚目。スポットライトの黄色が交じってしまった。 2枚目。カメラで見たらちゃんと撮れてると思ったが、よく見たらピンボケ・・ しかし赤いのはお分かりいただけると思う。 このコロニーは採集して2年になるので、野外個体が入り込んだ可能性は全くなく、100%飼育環境での発生だ。蛹も秋以降ないので、羽化直後の個体の可能性もない。 ほかの個体は黒く、普通のトビシワなのだが、この2個体だけなぜこんな色になったんだろう? |