2008年8月の観察日記
8月1日 | モリシタケアリの女王が1匹死んでいた。この女王は腹部もそれほど大きくならず、手厚い世話は受けていたものの、産卵はしない個体だった。 もう1個体同じような個体がいるが、こちらは今のところ元気である。 写真は産卵を始めたモリシタケアリ女王。見ての通り、ボンレスだ。 もう1枚。 産卵数が増えないので、ゼリーだけではタンパク質が不足しているのかと思い、コオロギを投入した。 クサアリモドキにもコオロギを投入しておいた。クサアリモドキは女王が働きアリに包まれていて攻撃は全くないのだが、なぜか腹部がそれほど大きくなってこない。大丈夫・・だよね? |
8月2日 | アメイロアリ。たくさん女王を採集したが、働きアリ羽化までこぎつけたのはたったの5コロニーだ。小型種だけあって失敗もあったにせよ、少し少ないように思う。 写真はそんななかでも一番働きアリを擁するコロニー。 もう1枚、女王を中心に。 昆虫ゼリーで維持しているがどのコロニーも小型種の上、働きアリも小さいので食べてるのか食べてないのかさえ分からない・・ こちらはアシナガアリ。朝、この前採集した2メスの入れ物を除くと喧嘩していた。ぶれてしまったが、1匹がもう1匹の腹柄節あたりにかみついている。 こちらは一応平穏なアシナガアリ。分かりづらいが左の個体が卵を数個咥えている。 最後、今日のモリシタさん。 腹部は大きいが、産卵量が爆発的に増えてこない。しかし肉えさとして与えたコオロギは食べているし、ゼリーも与えているのでひょっとしたら近いうちに大量産卵かも・・? |
8月3日 | シワクシケアリも産卵ペースが落ちてきたようだ。卵の数が今では20個ほどで大半は蛹になっている。この種類がどういう形態で越冬するかはよく分からないが、この分では8月中に恒温機組は店じまいということになってきそうだ。 その恒温機に放り込んでいる寄生種3匹。モリシタケアリ2匹とクサアリモドキ1匹。 モリシタさんの1匹は昨日、一昨日と取り上げたように腹部も大きくなり、産卵も少しずつだがしているようだ。 問題は他2匹。 モリシタケアリもクサアリモドキも腹部はそこそこ大きい。しかし産卵しない。 腹部が白い節が出てくるのは産卵後だろうか? クサアリモドキは腹部第1節右側が少しへこんでいることが膨らんでわかった。 ウメマツオオアリが腹部1節左側が怪我している割には産卵をどんどんしているので、それに期待したいが、正直微妙・・・ 産卵しないまま死亡・・なんてことは勘弁・・ |
8月4日 | アシナガアリ女王2のコロニーは2つあるのだが、一昨日喧嘩をしていたコロニーでとうとう女王の1匹が腹部と胸部を切り離されてしまった。 ところが、もう一つのコロニーでは仲良く寄り添って子育てを始めている。 この差異はどこからきているのだろうか? クロオオアリ2年目コロニーで1匹しかいない働きアリが死んでしまった。 原因は不明だが、これでこのコロニーはかなり厳しくなってしまった・・ |
8月5日 | 実にうれしいことが起こった。 クサアリモドキと産卵していなかったほうのモリシタケアリで2コロニーとも10個ほどの卵が確認できた。 産卵が始まって思ったが、昨日まで目を皿のようにしても卵はなかった。 モリシタケアリの女王は腹部は普通に大きい程度だった。 しかし、今日見てみたらクサアリモドキは前の女王ほどではないが腹部は大きく、モリシタさんは急速に腹部が大きくなって白い節が見える寸前だ。 卵巣発達が急速に起こったのだろうか? しかし10個という産卵数を考えたら前々から産んでいたのかな?それに気がつかなかったとか・・謎は深まる。 |
8月6日 | 久々登場のトビイロシワアリ。 古いチューブのなかにこもっていて、内容ははっきりと見えないが、幼虫が結構生まれているようだ。 このコロニーは冬に加温したためかなかなか今年度はスタートダッシュがかからなかった。 しかし今ではえさ場に常に働きアリが徘徊しているし、主要な餌になった昆虫ゼリーを与えると吸いに来るので、栄養状態はそう問題ないと思われる。 飼育が最も簡単なほうに入ると私が勝手に思っているトビシワで増え方が上昇傾向というのはうれしいことだ。 ただ、願わくば石膏のほうに出てきてくれまいか・・観察しづらいんだよ・・ |
8月7日 | モリシタケアリの順調コロニーでは少しずつだが卵塊が大きくなっている。 それに対して、クサアリモドキともう一つのモリシタケアリは産卵数がなかなか増えない。 腹部は白い部分が見えるという寸前。かなり大きいが、卵巣が成熟し切っていないのか、まだそれほど爆発的に産卵数は増えてこない。 そのためか、肉餌への欲求もそれほどではなく、正直ちょっと拍子抜け。 あれだけ腹部が大きいということは肉餌への欲求も激しいと思うのだが、コオロギ成虫を入れておいてもクサアリモドキでやや食べる程度。 モリシタさんの腹部が大きいものは昆虫ゼリーからたんぱくを得ているのだろうか?と思うほど、コオロギを食べない。ほとんど放置。 寄生種でこの段階まで到達したのは初めてなので、手探り状態だ。 |
8月8日 | 伊那で採集してきたミカドオオアリのコロニーは蛹食いが収まり、産卵がどしどしされている。 卵と若い幼虫のいる巣部屋。これを卵の部分を拡大したら・・ こんな感じ。少々ぼけたが、この種類の卵はオレンジ色で本当に美しい。 蛹部屋。まぁ、えさ場も兼ねているのだが、最近少数だが色の薄い働きアリがいるのを見たら羽化が始まったようだ。女王3匹も元気である。 思うに、ミカドオオアリには昆虫ゼリーが一番適した餌ではないだろうか? というのもこの種類は固形の昆虫えさを与えてもそれほど食いがよくないように思う。 野外でも蜜メインで生活しているような雰囲気を受ける。 たんぱく質や脂質も液体で賄っているのではないだろうか、というのは考えすぎだろうか。 |
8月9日 | クサアリモドキの女王も順調に腹部を大きくさせ、産卵数も徐々にではあるが増えてきている。 見ての通り女王の腹部はかなり大きい。 もう1枚、別アングルから。ようやく軌道に乗ってきたかな・・?現在の卵の数は目分量で30ほどだろう。 モリシタケアリの腹部が小さいほうの女王が死んでしまった。思うに寄生種は早期に産卵できるような環境にないと死んでしまうのではないのだろうか? このコロニーは、繭を多く導入してあったが、働きアリの数が3つの寄生種コロニーの中で一番少なかったのだ。 その辺にも失敗した理由があるのではないかと思うのだが・・? |
8月10日 | シワクシケアリ。 女王は2匹だが、いずれも元気である。産卵は一時期ほどではないが、見られ、卵塊もまだみられる。 思えば恒温機に入れたもので、今でも産卵しているものはこれくらいではないだろうか・・ コオロギもよく食べている。 さて、寄生種を飼育している都合上の問題だが、恒温機の温度をいつ頃から下げ始めようか・・ |
8月11日 | モリシタケアリだが、猛烈な勢いで産卵を始めた。 こんな卵塊3個分ほどの大きさの卵を生んでいる。 女王の様子。1日に載せたものと比べると、驚異的な位膨らんでいるのがお分かりいただけると思う。 クサアリモドキも産卵しているがモリシタさんほど爆裂的ではない。しかしモリシタさんも最初ゆっくりである日突然に爆裂産卵し始めたことを考えたら本格産卵までは少し時間がかかるのかもしれない。 それにしてもこのクサアリモドキの女王の腹部は面白い。 白い節ではなく、茶色っぽい。メイプルをよく飲んでいるということなんだろうか。 |
8月12日 | シワクシケアリはゼリーだけではだめなようだ。 ゼリーだけにしたら産卵、幼虫数が急に減った。 そこでコオロギを入れると結構食べる。 同じフタフシアリのアシナガアリは不思議なことにコロニーサイズの割に食いが悪い。 アシナガアリは3コロニーいるがどれも去年飼育していたものほど幼虫やさなぎが見られないのだ。ゼリーにコオロギの破片があるところを見たら若干はかじっているようだが・・ トビイロシワアリはゼリーだけで十分維持できている。 知らない間に増加閾値を超えていきそうな勢いでどんどん幼虫ができている。 やはりトビシワは楽だ・・ |
8月13日 | 伊那で採集したミカドオオアリでジェノサイド再び。 対象は新女王のメスアリとオスアリである。 羽化はする。しかし片っ端から齧られて殺されてしまう。 さなぎの段階でも繭を向いて食べているものが採集してきた直後は見られたが、最近落ち着いたのでひと段落かと思っていたら、これだ。 まぁ、働きアリは普通に羽化してきているので、看過することにした。 |
8月14日 | 昨日、飲み会等々で遅くなり、久々にえさ替えをしなかった。 そうしたら今日、クロヤマアリを見ておどろいた。 フィルムケースに一杯に盛ったゼリーがごくわずか。 そうしてえさ場に探索と思われる働きアリがわらわらと。 慌てて新しいゼリーを与えたら早速吸いついていた。 クロヤマアリには今、卵幼虫蛹といった幼若ステージがいないのであるが、昆虫ゼリーをこんなに食べてしまうとはなんという燃費の悪さだろうか。 近縁種のエゾアカヤマアリは相当燃費が悪いと聞いていたが、クロヤマアリも意外と燃費の悪いほうかもしれない。 |
8月15日 | モリシタケアリに昨日、コオロギの幼虫を与えた。 そうしたら今までと違い、よくかじっていて、今日見たら殻を残すだけだった。 モリシタケアリは今までコオロギを与えても殆ど手を着けずにどうやらたんぱく源はゼリーからのみとっていた節がある。 ここがクサアリモドキと少し違い、クサアリモドキは女王の産卵開始直後から割とよくコオロギをかじっていた。 ということは、モリシタケアリのほうが蜜餌への依存が高い・・? まぁ、飼育歴1ヶ月にも満たないので、まだまだ食性の細かいところは飼育を通して追及していくつもりである。 今日、書いておいたのはあくまでも飼育歴3週間で感じたことである。 |
8月16日 | クサアリモドキは卵が急激に増えてこない。 漸増という感じなのだが、モリシタさんの莫大な産卵量を見せられたら見劣りしてしまう。 どうも、何かのスイッチのようなものが入りきっていないような印象を受ける。 かといってそれが何かというとよくわからない。 ただモリシタさんのほうが働きアリが若干多いということだろうか。 クサアリモドキの現在の卵の量は目分量で100ちょっとだろう。 たいしてモリシタさんはどう見積もっても200以上はある。 腹部はシロアリ女王並みに大きくなっている。 しかし歩行に不都合はないようだ。大きなおなかを振り回して歩き回る。 手探り状態なので、どんなものなんだろう。 クサアリモドキも急激産卵はありうるのだろうか・・ |
8月17日 | アシナガアリ多雌実験のその後。 喧嘩して女王1匹を殺してしまったほうのコロニー。 この生き残った女王もよく見たら触角の左1節目がなくなっていることが判明した。 産卵もしておらず、ただ壁面に止まっているだけ。 もう1コロニー。こちらは順調。両方産卵しているようで卵が多い。20ほどはあるだろうか。 しかしこちらもよく見たら卵を咥えているのは1匹でもう1匹は所在なくうろつくだけ。 ひょっとしたら世話は1個体だけという体制なのかもしれない。 このことを考えてアシナガアリはやはり最初から単雌である可能性が高いような気がする。 そうだとして、悩まされることはいつも5,6月頃に単独で歩いているアシナガアリ女王だ。 この女王を今、1個体飼育しているが、非常にゆっくりではあるが今蛹を一個体生産している。つまり、未交尾ではないのだ。 フタフシさんの意見を取り入れたらこの女王は追い出され女王ということになるのだが、アシナガアリは枚岡というフィールドでは飛行シーズンになるとかなり多数の女王が見つかるが、一向に共同で巣作り作業は見たことがない。 うーん・・アシナガアリも奥が深そうだ。 |
8月18日 | 覚えておいでだろうか。今年の春にW15前後まで行った去年採集のアシナガアリ。 不注意による乾燥でコロニーの大半が死んで4か月、一時期はW1までなったが、ようやくW4になった。少しだが卵もみられる。 これだけの規模だと肉餌をほとんど食べないのでもっぱらゼリーで維持している。 どうやらこのコロニーは来年以降の課題事項になりそうだ。 クサアリモドキも産卵数が少し増えたように思う。女王の腹部と同じくらいの卵塊がある。 しかし、モリシタさんほど腹部が巨大化しない。これがこの種の限界なのだろうか。 対してモリシタさん。腹部が細長くなったかと思うほどまた節が伸びた。 産卵量もすごく、卵がどう見積もっても200以上はある。 女王の体長と同じくらいの卵塊が1.5個ほどある。 さて、寄生種とシワクシケアリは順調なのだが、そろそろ越冬について考えなくてはならない。 今度の冬はきちんと3月頃まで冷やす予定である。 温めるのはクロナガアリくらいかな・・ |
8月19日 | アシナガアリのコロニー採集した3コロニー、一時は絶不調だったが、最近になってようやく幼虫が出始め、その幼虫の体内にものを食べているしるしのピンク色が入るようになってきた。 今回の危機が何によるものかはよく分からなかった。 ただ、どのコロニーもオスを生産していたのでそれと関係あるのだろうか。 それとも純粋に恒温機の最高気温27℃が暑すぎた!? しかし去年も同じ条件で飼育して驚くほど順調だったしなぁ・・ トビイロシワアリ。今日、面白い事に気がついた。 働きアリがやけに小さいのだ。普通の働きアリの3分の2くらいしかない。 肉餌を与えずゼリーだけでうまく幼虫が育つから・・と最近まったく肉餌を与えていないのだが、これは・・と思わされる出来事だった。 |
8月20日 | クサアリモドキでは依然爆発的な産卵は起こらず、微増状態が続いている。 それでも、女王の体長と同じくらいの卵塊はあるので、まぁ大丈夫だろう。 モリシタさんは相変わらず、産卵量がすごい。 しかし、産卵開始からそろそろ一か月、いつ孵化するんだろう? ほかの方々の記録を見てもそろそろ孵化すると思われるのだが・・ 何とか両種とも年内には初子を見たいものだ。 |
8月21日 | 去年採集したクロナガアリは順調で、産卵もわずかだが再開され少しだが幼虫もいる。 翻って今年採集の2コロニー。タッパー飼育だったが、あまりに目をかけなかったのが祟り、現在W2と1。 卵と幼虫はあるし、女王も元気なので、まめに目をかけてやらなくては・・ そのためには石膏巣が必要だ。 最近忙しくて容器に石膏を張ったり、容器を買いに行く時間がないのだが、何とか週末くらいには買いに行きたい。 Wがいなくなったクロオオアリ。卵が数個あるだけであまりに不憫なので、ミカドオオアリの繭を数個投入した。一個体でも働きアリが羽化したら改善することに期待・・ |
8月22日 | 6月に1個体、時季外れで採集したアシナガアリ女王、働きアリを1匹育て上げた。 あまりに細く薄っぺらいので、乾燥した死骸かと思うほど、細く小さい。 普通の初期コロニーの働きアリより軟弱な感じだ。 あとこのコロニーには小さな幼虫が1匹だけ。 依然として予断をゆるさながいが、5,6月に採集されるアシナガアリの時季外れ女王でも子育てできる個体ができることが証明できたわけだ。 やはり「追い出され女王」の線だろうか。 |
8月23日 | 秋の気配が漂う一日で、涼しかった。久々に部屋にクーラーをつけずにアリたちの餌替えを行った。 クロオオアリ3年目コロニーにも伊那帰りの直後に繭を10個ほど入れた。しかし大半をくいつくし、かろうじて一個体羽化したにすぎない。 また、もう一つの2年目クロオオアリのところではミカドオオアリの繭から大型働きアリが生まれた。これで女王の負担も減るよね…? ヤマヨツさん。密集していて、産卵しているかよくわからない状態が続いたが、今日、団子が少し疎らになっていたので見たら小さな幼虫が15ほどいるのが見受けられた。これらはたぶんこのまま越冬するんだろう。しかし、ヤマヨツさんは聞きしに勝る手ごわさだ。 増えないんですもの・・ |
8月24日 | うーむ・・クサアリモドキとモリシタケアリの卵はいつ孵化するのだろうか。 卵は本当にたくさんあるのだが、孵化しない。 まさか越年するのだろうか。 予定では10月頃までは恒温機の温度は現状維持の23℃で行こうと思っているので、それまでに何らかの動きがないと、寂しいぞ・・ |
8月25日 | シワクシケアリでも季節が進んでいるようで、一時期はたくさんあった蛹がだいぶ減った。 幼虫も20個体ほど、卵が50個ほどだろうか。 その割に肉餌への欲求は大したもので、コオロギの若い幼虫を1日1匹のペースで平らげている。 伊那で採集したミカドオオアリでは、多量に産み付けられたオレンジ色の卵から次々と幼虫が孵化している。 餌はゼリーしか与えていないが幼虫体内に黒い部分があるので何かを食べているのだろう。 この何かが問題で、先に殺された羽アリの死骸を食べているのか、ゼリーを食べているのかが微妙なところだ。 しかし以前、オークションでクロオオアリコロニーを1年ゼリーだけで維持したという出品があったのを考えたら、ゼリーのほうがいいのかな?とか考えてしまう。 |
8月26日 | 伊那で採集したミカドオオアリだが、石膏巣のほうに移動を始めた。 といっても二つある石膏巣のうち、真ん中のものはくりぬかれてゴミ捨て場になり下がっている。 実質このコロニーは巣部屋一つ、餌場一つの箱で飼育しているようなものだ。 女王も3匹いるうち、2匹が石膏のほうに移動した。 働きアリの羽化も続き、今のところ順調。 今いる幼虫はたぶん越冬幼虫になるんだろう。 |
8月27日 | シワクシケアリ、やはり越冬モードに移行しつつあるようだ。 蛹が少なくなり、幼虫も一定数以上増えない。 大型幼虫ばかりで小型幼虫がいない。あとは卵が少し。 今回は肉餌不足ではない。コオロギは毎日ふんだんに与えている。 それを差し引いてこの状態ということは、やはり夏季に冷やしきれず、28℃まで上がった恒温機の庫内温度と現在の設定温度通りの23℃というので季節を感じているとしか考えられない。 これで、アシナガアリとモリシタさん、クサアリモドキ以外は越冬モードに移行しつつあるといえるだろう。 なんだかさみしくなるなぁ・・ |
8月28日 | ウメマツオオアリ。女王が石膏の下にもぐってしまい、いまいち面白みに欠けてしまっているのだが、順調の様子。 卵が常に30個前後ある状況で、生まれたてのごく小さな幼虫だけ石膏の中で育てられ、育ってきたら石膏表面に移されているようだ。 しかし、それほどたくさんの幼虫や繭を見た覚えがない。 このアリは増加率がまだ低い段階なんだろうか。 それでも当初よりはだいぶチューブなどに幼若個体が見られるようになってきたので来年以降、より一層の発展を期待させるコロニーだ。 |
8月29日 | 朝、クサアリモドキの容器を見て驚いた。 卵が3分の2ほどしかない! 出勤前のバタバタだったので帰って詳しく見てみた。 そうしたら卵を3分割しておいていることがわかった。 残りは今まで居つかなかったえさ場との連結チューブに置かれてあった。 ほっと一安心。 しかしクサアリモドキ、なかなか爆発的に卵塊が増えない。 産卵停止してるんだろうか?クサアリモドキの産卵には周期性でもあるのだろうか? 不思議なアリだ。 |
8月30日 | 今年採集したアシナガアリ。 Q1のコロニーとQ2のコロニーでは卵の数が違う。 Q1のほうは10個程度なのに対し、Q2のほうは20個ほどある。 そのアシナガアリのコロニーでは幼虫が孵化し始めた。 この分だと10月過ぎには成虫が見られるだろう。 その時、Q2のコロニーで何が起こるか、見ものである。 |
8月31日 | まずい。今日、パソコンのフォーマット作業に手を取られて、コオロギを買いに行けなかった。 このコオロギは3週間ほど前に爬虫類ショップで購入したのだが、ネット通販のものが最低200匹からというべらぼうな数に対し手頃な数なので重宝している。 ただ、家から離れていて、自転車で行っても地下鉄で行っても40分ほどかかる。 さて・・明日からしばらくミールワームに緊急登板願おうか・・ |