2018年7月の観察日記

7月1日 枚岡に出かけた。

自販機に何かのオスがいた。ケアリにしては少し大きい気がする。飛んでいるのかとテンションが上がる。

クサアリモドキの新女王がそこかしこで歩き回っていた。

上とは別の個体である。独特のゴツさが良い感じだ。

クロクサもいた。ただ、これがどの種のクロクサアリなのかは分からなかった。

アシナガアリが同種のオスを運んでいた。少し飛んだようだ。

カメラのフラッシュに驚いたのか、上の働きアリがオスを手放した。
そうすると弱々しいがこのオスは歩き始めた。生きていたのだ。

ヒゲナガアメイロケアリがいた。枚岡はアメイロケアリ、ヒゲナガアメイロケアリはクサアリほど見かけない気がする。

ハラビロカマキリの幼虫。

オオカマキリの幼虫もいた。

アシナガバチが木材をはぎ取っていた。

タマムシの死骸。
生きているのは見かけないが死骸はたまに見かける。
もっと大規模に飛んでいるかと思ったが、意外と低調だった。

そしてその後、大阪城に転戦。
しかし、こちらは全く成果は無かった。
大阪城のクロヤマアリの羽アリや寄生バチは終わってしまったような印象を受けてしまった。
7月2日 最近、夜暑いのでエアコンをつけている。
そうすると、毎年恒例の結ロ問題が発生して中が良く見えないということが起こる。
大きな水滴はない。
しかしうっすらとした結露。
これだけでも、十分観察しづらい。
これに、暑くなってくると昼間氷枕を乗せるのでさらに大きな結露が発生する。
自然現象とは言え、何とかなりませんかねぇ‥? 
7月3日  うーん、フタホシコオロギの食いが今一つだ。
ヨーロッパイエコオロギの方は大概食べてくれるのだが、フタホシの方は特に大型のものは口を付けられずに放置されているパターンが多い。
ヨーロッパの方が良いのだろうか。
しかし、平日に買いに行くのは手間がかかってしまうのだ・・。 
7月4日 5月に採集したクロオオアリコロニーで働きアリが羽化していた。
5月に採集したクロオオアリは大体この時期に働きアリが羽化してくれる。
こちらは順当かな・・。 
7月5日  4月に信貴山で採集したハヤシクロヤマアリに1匹だけ働きアリが生まれたことは書いた。
しかし、今日見たら死んでしまっていた。
これで、この女王の実子はまたいなくなってしまった。
ショック・・。 
7月6日 アリ飼育は今年は昆虫ゼリーとコオロギだ。
共食いさえなければ比較的入手しやすいしアリの食いもミールワームよりは良いので、重宝しているがミールワームやハニーワームに比べると動き回るスピードが速いのでアリに与えるとき、捕まえるのに苦労している。
冷やせばよいと思われるかもしれないが、冷蔵庫にコオロギを入れるということができないので常温で格闘している。
肉餌って難しいかもしれないと思ったりしている(手間暇の意味でね)。 
7月7日  ここ数年、7月の1週目は箕面で夜間観察に出かけることが多かった。
しかし、今年は皆さんご存知のように豪雨被害が出ていて、箕面周辺も例外ではないらしく公園自体が立ち入り禁止になっているようだ。
それでなくとも、今日もほぼ1日雨が降り続けてアリ飛行には厳しい感じだ。
来週以降は箕面公園は夜間ライトアップするらしい。
ライトアップされると光源が分散するのと、人が多くなるので観察には不向きになってしまう。
夏の箕面観察は今年は中止にせざるを得なくなってしまった・・。 
7月8日 アメイロケアリがゼリーを食べている。

夏場なのでお腹が空いているのだろう、このように集まって来てくれる。

働きアリを拡大。
ケアリの働きアリはかなり減ったがまだ少しだけ残っている。
7月9日 コオロギのLサイズがどうも食いが悪そうなので小さなものをマメに与えてみることにした。
見たところ、食いつきは良さそうだ。
アリたちも食べやすそうだ。
フタホシとヨーロッパイエコオロギとの種差も含めて検討していきたい。 
7月10日 クサアリモドキにした。

ゼリーに集まる。

働きアリを拡大。
頭でっかちな形がかわいい。
7月11日  ケブカツヤオオアリだ。

ミカドオオアリとウメマツオオアリの中間のような見た目だ。
と言うより、ミカドを小型化したような感じ。
お腹が膨れているのは昆虫ゼリーを食べたから。
今のところ、拒食症は表れていない。
7月12日  キイロシリアゲアリで今年もオスが生産された。

女王と比べてとても小さい。
このコロニーでは今に至るまで女王の淘汰は起こっていない。
7月13日 最高気温予想が35℃になった。
週末は37℃とかいう予報も出ている。
そこで、例年より少し早いが今日から日中恒温機と氷枕の登場になった。
実際、これが活躍するのはお盆くらいまでなのだがその1か月間、また活躍してもらうことになったのだった。 
7月14日 枚岡に出かけた。

赤っぽいオスアリがいた。色はヒラズオオアリに似ているような気がするが、これは何のオスアリだろうか。

ウメマツオオアリのオスアリ。

カマキリ。オオカマキリっぽい。

上のカマキリがいた近くで別の茶色のカマキリがいた。

山の様子は、8月頃の「夏枯れ」しているような感じでケアリ系は全く見かけなかった。
自販機と公園事務所付近で数匹のオスを見ただけ。
何だか寂しい結果になってしまった。 
7月15日  今日も、枚岡に出かけた。

到着後、すぐにトビシワを見つけた。この個体は怪我をしているようで動きがおかしかった。ちなみに、トビシワはこれ1匹だけだった。

アオオビハエトリグモ?アリを襲っていた。

ウメマツオオアリは今日も飛んでいた。

アシナガアリの新女王。今日はこの1匹だけだった。

公園事務所付近にて。ウメマツオオアリの羽アリと働きアリが固まっている。
こういう光景は何度か見たことがあるが、敵対行動は見られない。
この後、どうなったんだろう。

トゲアリがいた。1匹だけだが、近くにコロニーがあるのかもしれない。

イトウオオアリ?

落ち葉の上にウメマツオオアリがいた。

ハラビロカマキリの幼虫。腹部を上にあげる独特のポーズをとる。

アシナガアリがオスアリの死骸を運んでいた。

弱っているアシナガアリのオスアリがいた。

タマムシの死骸。死骸は見かけるけれど、生きているのは中々見かけない。
帰ることも考えたが、時刻はまだ10時半だった。
そこで、予定にはなかった「ダブルヘッダー」として、箕面に行くことにした。

歩き始めると、アシナガアリの有翅メスを見つけた。

脱翅したものは見かけなかった。
アシナガアリの女王の顔は独特で面白い。

アシナガバチがイモムシ?の解体をしていた。その周りにノミバエっぽい小さなハエが沢山飛び回っていた。

トビイロケアリのメスアリが数匹あるいていた。早朝に行けばもう少しいたのかもしれない。

川沿いにシリアゲアリが集まっているところがあった。
夜中に明りに集まったものが残っていると思われた。
この光景、以前に貴船でも見たことがある。

ホタルガがクモの糸に絡まって死んでいた。

カミキリムシ。種類は分からない。色が美しかった。

枚岡、箕面を回ったがケアリ関係はピークを過ぎた感じ。
例年より早い。
今年は、早めに色々見ておかないとタイミングを逸しそうだ・・。
7月16日 今日も枚岡に行こうかと迷ったが、午前に用事が入って行けなかった。
今年の虫たちの動向を見る限り、早めに動いているので来週に出かけても収穫は無いかもしれない。
もしそうなれば7月の枚岡は何だか消化不良で終わってしまいそうな気がする・・。 
7月17日  うだるような暑さが続いている。
氷枕や恒温機も稼働しているが、もしこれらが無ければ私の部屋は昆虫にとってかなり厳しい環境になっていると思う。
夏の暑さは意外と厄介・・。 

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