2015年2月の観察日記

2月2日 トゲアリは越冬中である。

幼虫をアップにしてみた。
昨年、働きアリが羽化した後、後に続いて羽化する者が少なかった。
この幼虫たちが羽化しても、まだまだ足りない。
シーズンが始まると、他のコロニーより肉餌を重点的に与えなくてはならないだろう。
上手く増やしたい・・。
2月8日 最近、悩みがあるのだ。
恒温機を稼働させるか否かと言う問題だ。
一応の目安である立春も過ぎ、稼働させようと思えばいつでも稼働できる。
ただ、早期に稼働させても今一つ目立った成果が上がらなかった。
それなら、無理に早期稼働させなくとも、常温で飼育して真夏のみ冷却目的で稼働させるだけと言うのも悪くないのではないか、とも思う。
そうこうしている間に、日にちは過ぎ去って行く・・。
2月12日 恒温機に入れていない、常温飼育のクサアリモドキだ。

この大きさの幼虫が多いのだが・・

こんなものもいる。昨年も、越冬中にこんな幼虫がいたと書いているが、ケアリのように斉一ではない大きさで越冬するのだろうか。
恒温機に入れているものも見てみたが、カートンの中に幼虫を隠してしまい、幼虫自体が殆ど見えなかった。ただ、見えた範囲ではこういう大きな幼虫はいなかったように思う。どうなってるんだろう?
2月13日 クロナガアリ。

一昨日、給餌した粟玉を巣内に持ち込んでいる。

このステージ以外の幼虫は見られない。
卵も見られない。加温しているが、まだ温度が低いのだろうか。 
2月14日 クロナガアリの巣部屋を2部屋増設した。
と、これだけなら別に大したことのない作業だと思われるかもしれないが、今まで使用していた巣部屋には増設用の穴を一切開けていないと言う不備があり(なぜこんな増設不可な造りにしたのか分からない)、大半のアリを回収して穴を開けると言う作業が入った分、疲労も倍加した。
これで、多少増えても対応できるはずだ。 
2月15日 元気のないケブカツヤオオアリ。

まとまって越冬しているが、越冬中に働きアリがぽつぽつ死んでいる。
今年は・・どうなるんだろう。
産卵しないと、厳しいかもしれない。 
2月16日 昨年、恒温機は2月28日に稼働開始させたと書いてある。
昨年、稼働させたものの常温飼育のものと比べてさほど違いを感じなかった。
それは温度の上げ方にも理由はあるとは思うが、思ったのは「恒温機、稼働させてもさほど産卵開始時期が変わらないんじゃないかな?」と言うことだった。
それなら、今年は完全に常温で、恒温機は酷暑期のみの仕様で行ってみるのも悪くないんじゃないかとも思ったりしている。 
2月17日 クロナガアリの巣部屋を増設したが、今のところ脱走は皆無だ。
増設した巣部屋はまだ働きアリのみしかいないが、見ているとのびのびしているように思える。
狭かったんだね。反省。
クロナガアリは冬の間も週に一度だが給餌を続け、与えた餌をよく食べてくれた。
粟の実を食べてくれるので非常に餌の面では管理がしやすい。 
2月18日 2012年に石の下から採集したクロオオアリにしてみた。

越冬中で動きも少ない。
女王の周りを働きアリが取り囲んでいる。
少し不透明化している蓋ごしだとこれが限界かも・・。
働きアリが女王を取り囲んでいるのを撮りたかったのだ・・。 
2月19日 昨年、卵餌を作ったので、今年もシーズンが始まれば制作したい。
昨年は卵1個で多すぎたので、今年は半分で試作して使い勝手を見たい。
卵餌は恐らく女王の産卵にとても良い影響を与えているだろうから、特に春先の産卵が旺盛な時期には良い効果が期待できるかもしれない。
今年も、固めるのは寒天ではなく、ゼラチンにする予定である。
2月20日 先日、クサアリモドキで成長した大きな幼虫のことを書いたが、ケアリにもそう言う幼虫がいる。

小さな幼虫ほどではないが、一匹だけでなくまとまった数が見られる。冬の間に成長したのか、越冬前からこの大きさだったのか・・

働きアリのアップ。 
2月21日 先日、クロナガアリの産卵が見られないのは温度が低いためだろうかと書いたが、どうもそうらしい。
クロナガアリは、現在3コロニー飼育している。
スペースの関係で飼育容器を積み重ねると言う方式を取っている(2007年11月20日にそういう状況の写真を載せていた。今はあそこまで積み重ねていないけど)。
ヒーターは、天井部に貼りつけているので、当然一番上の巣部屋が熱源のヒーターに近い。
そして、その一番上に置いている昨年採集したクロナガアリのコロニーで卵が2個だけ見つかった。
このコロニーは、先月飼育容器であったタッパーを入れ変えたのだが、その新しいタッパー内で大量に結露が発生し、多くの働きアリと女王が1匹溺死してしまったのだ。
現在働きアリが数匹と女王3匹と言う零細コロニーにしてしまったが、今は石膏を敷いた容器に移し、餌も食べ、産卵も開始。
うん、何とか持ち直す要素が出てきた・・。
2月22日 ミールワームの断片に集まったチクシトゲアリを写した。

こうやっているのを見るのは何とも楽しい。 
2月23日 何度か取り上げたクロナガアリの幼虫。

やっぱり、毛深い。白いツヤツヤした幼虫が見られると、嬉しくなる。
2月24日 クロオオアリである。

これは、巣部屋と餌場を繋ぐチューブの中にいて、恐らく門番の役割をしていると思われる働きアリ。
少し様子を見てみたが、この場所からほとんど動かない。
このコロニーは先日タッパーから引っ越したのだが、見た所新しい巣部屋がお気に入りのようでとても落ち着いた感じがしている。
増えますように。 
2月25日 先日、クロナガアリ1コロニーで産卵が見られたと書いたが、ようやく撮影できた。

卵は数日で増えてきている。このコロニーで産卵が見られ、後の2コロニーは産卵が見られないが、このコロニーが一番ヒーターに近いことが理由だろう。
2月26日 今年は、恒温機を稼働させずに春を迎えようと思う。
思えば、恒温機が来て以来、毎年何らかの形で恒温機を稼働させ春を早めていたわけだから凄く久々の事になる。
そうなると、恒温機の出番は真夏のみになるが、私はそれでも良いかなと思い始めた。
とりあえず、久々に常温で飼育し、調子が今一つなハヤシクロヤマアリがどういう風に展開して行くかを特に見てみたいのだ。 
2月27日 数日暖かい日が続き、部屋を温めると餌場を歩くアリが見られることもあったが、どの種類も今日は巣部屋から出て来ずに籠っていた。
春近いといえどもまだ野外ではアリを見ていない。
恐らく野外のアリたちも急に来た寒さに驚いているだろうと想いを馳せた。 
2月28日 アメイロケアリで女王が死んだ以外はトラブルもなく越冬管理できていると思う。
もう1カ月ほどしたら各種で産卵が始まって給餌作業に忙しくなるだろう。
春先に如何にスタートダッシュをかけられるかでその一年が大きく左右されると言っても過言ではないかと思ったりもしているのだ。
卵餌も使って一気に産卵をさせてやりたい。
今年は卵餌を各種に使ってその有用性が如何ほどもののか見てみたい。
以前、ケアリは確かに増えてくれたがそれ以外は普通レベルの増加にとどまっていたような気がするからだ。 

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