2月1日 一年で一番気温の低い月、2月に入った。
殆どのアリたちは完全越冬モードで、動きが少なく、ネタに困る時期ではある。
でも、よく見てみたらそれなりに書くことはあるような気はしている。
さて、今日はミカドオオアリ。写真はアリの塊の一部。

ミカドオオアリはクサアリのように玉状にならず、何というか平べったい感じになって越冬している。というか、クサアリの玉状の方が珍しいのかも。
このミカドオオアリ、秋までゴミ捨て場として使っていた石膏を堀まくった部屋で大半が越冬している。隣の部屋の方がずっと清潔なのに・・
よく見たら理由とおぼしきものがあった。ミカドオオアリの2つの巣部屋の上部には給水兼換気用として金網で封をした穴がある。
しかし越冬している部屋はこの上にほかの飼育容器を積み重ねていて、実質上、穴がふさがっているのだ。湿度は高いようで、ふたの隅には割と大きな結露がある。
他方、「清潔な」巣部屋だがこちらは上部の穴がふさがっていない。比較的乾燥してると思う。
時々、この部屋にも給水してやるのだが、一向に居つかない。恒温機内湿度は現在60%〜70%なのだが、どうも越冬中は湿度の高い環境がお好みのようだ。
他のアリも大体同じような傾向が見られ、湿度の高い水分のある部屋で越冬する傾向が強い。やはり低温で体の自由があまり利かない環境で大敵の乾燥を予め避けているんだろう。
2月2日 クロナガアリで数個体、前蛹が出始めた。

熱源に近くする処理を行って約2週間だった。こんなことならもっと早くやっておけばよかったと思う。卵も順調に少しずつ増えているようで、挽回に期待したいところである。
しかし、前にも書いたがえさ場で屯している働きアリは一体何の役目を果たしてるんだろうか?
2月3日 以前、クサアリモドキで「疑惑の幼虫」を取り上げた。
今日、何気なく容器内を見てみたら、何とそういう幼虫がもう1個体いるではないか!
これは育ったのではなく、単純に気がつかなかっただけの線が濃い。
というのも1ヶ月くらい前にここで「疑惑の幼虫」を公表した際、もう1個体、計2個体見たような気がしたのだがそのもう1個体がなかなか見つけられなかったのだ。
だから正式公表はしなかったのだが、やはり2個体いた。
そのうち1個体は体内にうっすらと色が入っている。
写真はこの前載せたのとまったく同じになってしまうので、撮影はしなかったが、これからどうなるんだろう?
加温まであと10日ほど、この分だと加温したらすぐに成長を始めそうな勢いなのだが・・
2月4日 立春。暦の上では春が来たという日に相応しく、今日はとても暖かかった。
部屋にハロゲンヒーターをつけたらすぐに庫内温度が11℃を表示した。
恒温機での「冬」があと10日で終わるのを受けて、少しまとめ。

恒温機内は設定温度は10℃であったが、冷風の当たると思われるモリシタケアリやクシケアリ、クサアリモドキのあたりに置いてある温湿度計は8℃をコンスタントに示していた。
クシケアリは幼虫が減ってきているが、全滅ではない。ただ幼虫の体はすごく縮んでいるが。
こんな庫内温度においてるのに、クロヤマアリだけは餌のゼリーを食べた。
ただ、大半の個体は2つある巣部屋にいて少しだけ固まっているが割と他のアリよりはバラけている印象。正直、恒温機で餌を食いつくすとは思わなかった。
他のアリはほぼ無事だが、ひとつだけ、アメイロアリのコロニーで働きアリが全滅してしまった。
少し乾燥させてしまったからと思われる。

常温組でもトビシワは幼虫の成長こそ止まっているが、時々餌を与えたら大挙していたので、活動は完全停止ではないみたい。
でも、他のクロオオアリ、ウメマツオオアリは越冬状態なので、種によって低温への耐性はかなり違うようである。

クロナガアリだけは温めた。温度が足りないと幼虫は一向に成長しなかったし、産卵もなかった。しかし、常時30℃に近い温度を得て産卵が活発になり、幼虫も前蛹になった。
冬場は地中深くに潜って子育てしてるのだろう。

さて・・いつぞや書いた大阪南部への採集登山だが、私の風邪ひきがいまだ完治していないうえ、よく考えたら恒温機の容量が本当に今度こそ一杯一杯なので中止になる見込みが高い。
まぁ、こんなところがアリたちの近況。
温め始めたら各コロニーにミミズを与えてみて反応を見てみる。
2月5日 ネットオークションで落札したアリ逃走防止のためのテフロン粉末が届いた。
最初、水で溶いてみた。
うーん、全く溶けない。混濁液にすらならない。さすが吸湿性0と調べたときにあっただけのことはある。
そこで、とりあえず油で溶いてみようと思い、サラダ油で。
若干混じった。
そこですべてのコロニーの巣部屋および餌場に塗りつけた。
さて・・だいたい終ってふと見たらクロヤマアリだけ、少しだが女王の腹部に粉(と油)が付いていた。
低温環境があと9日で終わるが、3年前のモリシタケアリのように粉がかかったのが原因かもしれない突然死だけは勘弁してほしい・・
他のコロニーでは女王にはかからなかったが、案外女王に粉をかけないって難しい・・
どうしても、ぬぐい取るような感じで混合液をとるので、混じりきってない粉末が落ちてしまうのだ。
2月6日 昨日、壁面をアリが登れない処理を行ったことにより、ふたを開けての撮影が可能になった。
そこで、個体数の多さゆえ、巣部屋のふたを開けられなかったクロヤマアリの女王を写してみた。

こんな感じ。もう少しお腹が銀色がかっていると思ったが、案外くすんだ色になってますね。多雌の女王とあまり変わらないような・・
しかし、いつ見てもクロヤマアリの女王って美しいと思う。私の中では3本の指に入るくらい、形態、色彩ともに気に入っている女王である。
2月7日 クロナガアリでは数個だが蛹ができ始めた。

背景が白いのでわかりづらいかもしれないが、裸蛹。
産卵数も増えてきているので、もっと早く温めたらよかったと今更ながら後悔している。
2月8日 飼育しているほぼすべてのコロニーの壁面に油とテフロンを塗布したが、ケアリ寄生種だけ少し反応が違っている。
他のアリではそれほど反応はないのだが、ケアリ寄生種2種は油の匂いを忌避しているのか、石膏表面にいる個体が少なくなり、連結用チューブのなかにこもるものが多くなった(女王、幼虫を含む)。
幼虫の数が多いクサアリモドキでも半分ほどの幼虫をチューブに運び込んでいる。しかし今のところどのコロニーでも大量死は確認されていないので、じき慣れるかなぁとか思っている。
写真はそんなクサアリモドキの女王。

この写真ではうまく写っていないが、この個体、腹部の右側第一節目が少しくぼんでいる(去年の年末の写真がわかりやすいかと)。しかし、産卵には影響がなかったのでお腹が多少くぼんでいても大丈夫みたいだ。もっとも、怪我がないに越したことはないけど。

こちらはモリシタケアリ。この女王、何回写しても頭から腹部までびしっとピントの合った写真が撮れない。今回も頭部がやたら鮮明な一方、腹部が甘い。
モリシタケアリってこんな顔してるんですね・・
2月9日 クロナガアリでは蛹が順調に増えている。
卵も目分量だが30くらいあって順調。
それにしても気になるのは、餌場にたむろしている働きアリ。
コロニー構成員のおよそ半数が餌場にいる。
えさ場には給水用の水場があるが、石膏の方にも給水はしているのと、女王や幼虫が石膏の方に居ついていることから、巣部屋が乾燥しているわけではなさそうだ。
一見、サテライトのように見えるこの奇妙な現象、見かけたという方、情報ください。
2月10日 今日はトビシワ。相変わらず越冬モードで動きは少ないが、餌を与えたらそれなりに食べているし、室内の常温飼育とはいえ、動きのある数少ない種類である。

幼虫。相変わらず成長はない。

幼虫の世話をする働きアリ。

女王。少しお腹が大きくなった?
さて、今日、乾燥ミミズの断片を与えてみた。しかし食べてる気配がない。
なんだかゴミ扱いしているような気配なのである。
なぜかな・・と思っていたら、この前のミミズは少し水分を与えて湿らせた状態で与えたが、今日は乾燥したそのまんまの状態で与えていた。そこで少し湿らせて与えてみた。さて・・どうなるか・・
2月11日 昨日、トビシワに乾燥ミミズを湿らせたものを与えたと書いたが、今日はその続報。
今日、見てみたら欠片を巣の中に運び込んで働きアリがせっついていた。
どうやらトビシワに関してはこの乾燥ミミズを湿らせたものは十分餌になりうることがわかった。
クロヤマアリにもごく小さな欠片を以前与えたことがあった。
跡形もない。
他のアリたちのこの餌への対応状況は加温してから検討することになるが、今のところ、ミールワームに代わるかなり有用な餌資源であることを示唆されている。
確かに、野外では色々なアリがミミズの死骸かミミズを生きたまま襲っているのか微妙だが集っている。
フタフシさんが仰るようにこのミミズという餌はアリにとっては「おいしい」のかもしれない。
でも・・正直な話、乾燥糸ミミズは存在すら知らなかったのだ。
情報をくださったフタフシさんとformicaさん、ありがとうございます。
2月12日 クロナガアリの蛹を写真に撮ってみた。

白っぽくなってしまったが、蛹が複数あるのはお分かりいただけるかと・・

蛹を拡大。目が黒くなってきた。羽化前には体全体が黒化してくる。
2月13日 今日で、恒温機組の「冬」が終わる。明朝から設定温度を一気に15℃にして活動を再開させる。
そんなわけで、今日は詰め合わせ。
まずはミカドオオアリ。

女王。腹部の節は金色に近い色してますね。大コロニーでの飼育は簡単な方に入ると思うが、新女王からの立ち上げは私にとって一つの壁になっている。

幼虫。今はこんな色だが、成長を始めたらすきとおった白色に変わる。

クサアリモドキ。幼虫がたくさん写っているが、これと同じくらいの塊があともう1つほどある。ということは、大体200ほど一気に羽化してくる計算だ。
クサアリは飼育されている方も少ないので、発展が楽しみだ。

モリシタケアリの女王。腹部が大きいまま越冬した。この分だと春以降、たくさん卵を産んでくれそうだ。
2月14日 恒温機の温度を日付が変わる頃くらいに15℃に設定した。
そうして、約22時間、放置して様子を見てみた。
クサアリの団子は解消されていて、女王が確認できた。
ミカドオオアリではなかなか居つかなかった清潔な巣部屋に少し働きアリが入り込んでいた。
クロヤマアリは相変わらず数個体がゼリーを食べている。
今のところ、変化はこれくらい。
まぁ、15℃というのは産卵には少し低い温度だと思っているので、賑やかになるのは20℃以上に設定してからであろう。
2月15日 アシナガアリQ2のコロニーを大型の石膏巣に引っ越しさせた。
これからこのコロニーの活性が高まるにつれて餌やりの便宜等を考えてのことだ。
朝、引っ越しさせたが今見たら巣部屋の隅っこに固まっている。
これはしばらく手をかけてやらなくてはならないようだ。
それにしても15℃にしたものの、他のアリでは本当にこれといった動きがなく、多少拍子抜け。
こんなのでは15℃の期間は1週間にしようかという想いがむくむくと頭をもたげてきてしまう。
2月16日 餌場を徘徊する働きアリが15℃にしてだいぶ増えてきた。
越冬時の塊はバラけているが、クサアリはチューブのなかに女王がこもってしまっていた。
これは活動期でもチューブにこもることがあったのでそう取り立てて面倒な状況でもない。
たぶん不透明で光が差し込みにくく狭いチューブがおちつくんだろう。
そのクサアリのホストになっているケアリが餌場をよく徘徊している。
その割には餌を食べてるのは見かけないが・・

クロヤマアリはゼリーをあらかた食べつくしている。この分では明日にもゼリーを入れなくてはならないだろう。それにしても本当によく食べますね・・燃費、悪いのかな?
2月17日 本来の予定なら、3月1日に一気に5℃温度をあげて20℃にしようかと思ったが、ふと思った。
この5℃の急激な変化は負担になるんじゃないか?と。
そこで、方針を変えて3日で1℃あげるという方針に変え、それに従い今日1℃温度をあげて16℃にした。
アリたちはおおむね順調だが、気になるコロニーがある。
以前紹介したオークションで入手したムネアカだ。
働きアリは非常に多くおり、問題はない。卵、幼虫が凄く少ないが、これがこれからの懸案事項1。もう1つは女王が痩せたまま一向に腹部が膨らまないのだ。
冬に入る前の餌不足ではないと思う。現に働きアリはほとんどの個体が腹節を伸ばしている。
そんな中この女王だけはがりがり・・
女王とは認識されているようで、ケース内では女王を中心に働きアリの取り巻きがみられる。
心配しすぎだとは思うが・・他のコロニーの女王はこんなに痩せていないので、ちと心配。
2月18日 ミカドオオアリの幼虫では一部石膏巣に入れられているものが、色が変わり、白っぽくなった。
そして1個体だけだがやけに大きな個体がいる。
ミカドオオアリは採集した時に今年の春に飛び立つ羽アリを生産していたが、この幼虫は大型働きアリになるのか、羽をもった個体になるのか、興味が持たれる。
さて、4日ぶりにすべてのコロニーの餌かえを行った。
ミカドオオアリとムネアカオオアリでは給水用にと与えておいたメイプルの水割りがかなり減っていた。クロヤマアリはメイプルには見向きもせずにゼリーがほぼなくなっていた。
アシナガアリは去年の秋に急に冷やした影響で去年の秋の卵があるが、そろそろ肉餌の乾燥ミミズを与えた方がいいかな・・?
クシケアリは巣部屋から出てこない。餌場を徘徊する働きアリもほぼ皆無。
お腹すいてないの?
2月19日 クロナガアリでは蛹が色づいてきた。
卵が増えてきているが今はそれほど孵化していない模様。
だから、蛹と成長した幼虫数匹と蛹がそこそこ。
このクロナガアリ、カゼクサの実はほとんどむらなく食べるくせに小鳥のえさはやけに味にうるさい。
齧ってぽい。大半は齧られすらせず。
もう少し個体数が増えて勢いが増えたらこういう好き嫌いも減るのだろうか・・
2月20日 恒温機を17℃に設定。そこでまた各種コロニーの様子を見てみた。
そんな中、変化があった。
クサアリモドキだ。女王の腹部が肥大し始めたのだ。

少しぼけて分かりづらいと思うが大晦日に写したものより腹部が大きくなっているのはお分かりいただけると思う。
全てのコロニーに昨日、乾燥ミミズを与えたが、どうも齧ってるのは今のところアシナガアリくらいかな・・クサアリは2種ともなめたのだろうか、湿気てはいたが齧ってる姿にはお目にかかれず。
クサアリもう1種のモリシタさんだが、腹部がさんざん気になったがチューブから一向に出てこず、チューブ内でアリ玉になっていて観察不能。今日は諦めた。
2月21日 ミカドオオアリは越冬モードを抜けたようで幼虫が成長を始めた。

こんな幼虫が数匹見られるし、他でも全体の半数くらいの幼虫が薄黄色から白色へ変わった。
産卵はたぶん20℃を超えたくらいから開始されると思う。
それにしてもミカドオオアリは割と冬眠から覚める温度が低めのような気がするが、気のせいだろうか?
2月22日 クロナガアリの蛹は色が付いてきた。
しかしその数はそれほど多くない。卵はたくさんあり、幼虫がコンスタントに10匹前後いるので、次々と孵化しているとは想像できるが、少しゆっくり過ぎるような・・
それともう1つ、若干気になることがある。
それは鳥の餌のアワの実の食いが思ったほどよくないのだ。
巣内に運び込みはするがクロナガアリお得意の貯蔵というものを全くしない。
必要な時に仕方なく餌場のアワの実を1個か2個持ってきて幼虫や成虫が齧ってるという感じ。大丈夫なんだろうか?
2月23日 クロナガアリで働きアリの羽化を確認した。色の薄い働きアリが1匹いた。大きさはもう成熟コロニーのものと遜色はない。コロニーサイズはW30ほどなのだが・・
恒温機の温度を1℃あげて18℃にした。
当初3日に1℃という方針だったが、少し方針転換して毎日1℃あげていくという方式で最終的に23℃まで上げることにした。
ヤマクロヤマアリ女王のお腹が少し膨れてきた。クロヤマアリと違って少しわかりづらいが節が伸びている。
2月24日 恒温機を19℃に設定。
そうしてすべてのコロニーをまた観察。
ヤマクロヤマアリは腹部の節が伸びてきた。

しかしクロヤマアリでもそうだが、ボンレスという風にはならない。
そんな中、働きアリの1匹が何か銜えている。なんだろうと思うと何と卵ではないか!

ぼけてしまったが5個ほど観察できた。昨日遅くか今日になって産卵されたものと思われる。
2月25日 恒温機の温度を20℃に設定。
この温度にしたらさすがにどのアリも活性が高くなってきた。
写真は昆虫ゼリーに群がるミカド。

このコロニーは体力回復の意味も込めてメイプルの水割りも同時に与えているが、こちらも与えた直後は少数群がる。
しかし、食いがいいのはゼリーの方。
なお、このミカドコロニーにもほぐしたミミズを与えているが、食べているんだろう、翌日になるとどこにも見当たらない。

おまけ。今日のモリシタさん。
腹部が越冬中より一回り大きくなった。産卵も間近だと思われる。
ただ、クサアリモドキもそうなのだが、チューブのなかでアリ玉になっていることが多く、なかなか観察することができない。
かといってあまり攪乱してストレスをかけるのも・・悩む。
2月26日 アシナガアリでも幼虫の成長が始まったようだ。
幼虫の色つやがとてもいい。
それに合わせてミミズを入れているのだが、翌日見たら跡形もない。
食べてる瞬間を押さえたいが本当に何もないのだ。
食べてるのか、微妙なので少し多めにミミズを与えて様子を見ることにした。

恒温機を21℃にしたが、今のところ産卵が始まったのはヤマクロヤマアリだけ。
しかし去年の観察日記を見ていたら20℃にして3日か4日にして産卵開始とあったのでもう直に産卵が見られるだろう。
2月27日 今日はミミズの嗜好性実験中間レポート。
恒温機の温度が上がり、産卵に適すると思われる温度になったのを機に、昆虫ゼリーだけでは賄えない肉質餌として乾燥糸ミミズを数日にわたってすべてのコロニーに入れた。
もちろん量はコロニーサイズに合わせているので特にこれといって決まりはなく、食べ残しはないと思われる量である。

まず、いちばん食べてる(と思われる)のがミカドオオアリ。昨日、ミミズ1ブロックを放り込んだ。
しかし、今日見たら全く跡形もない。現場を押さえたいので、少し早めにミミズだけ入れて齧ってる現場を押さえたい。
次に食べてる(と思われる)のが意外とアシナガアリ。一番数の多いコロニーには半ブロックほどの大きさを、あと2コロニーにはほぐしたものを少し入れた。
今日見たら跡形もない。しかし幼虫が餌にかじりつくという例の姿もない。
アシナガアリは冬の間、餌場の掃除をし忘れていて少し汚い。しかし乾燥状態のミミズなら廃棄されていたらわかるだろうし・・・
トビシワもいい感じで食べる。常温飼育なのに、部屋の温度が高い時には割と動いている。幼虫も色艶がよく、この分では今年の冬は無事問題なく超えられそうだ。
クロヤマアリ。これにも昨日、ほぐしたものを少し与えた。コロニーサイズにしては与える量が少なかったが、この前間違えてびしゃびしゃにしてしまった1ブロックミミズには見向きもしなかったので、少し考えて乾燥状態を少量。やはり跡形もない。
クロオオアリ。ほとんど食べなかったみたいである。ゼリーにいつも欠片が捨てられている。少し湿らせるとか考えなくてはならないかもしれない。
ヤマクロヤマアリ。意外にも乾燥状態のものをほぐして与えたら巣部屋に持ち帰って食べている。食べている証拠に、乾燥状態で与えたのに舐められているのか湿っていて「肉」という状態になっていた。
寄生ケアリ。クサアリモドキのホストのケアリが今日、せっついているのを確認した。これも少し肉が湿っていた。モリシタケアリの方では食べてるのは確認していない。
シワクシケアリ。意外と食べていないようなのだ。幼虫は越冬から覚めているようだが、一向に運び込まない。ほぐしたり、湿らせたりいろいろしてるが、今のところだめ。むむ・・
2月28日 昨日のミミズ実験の補足から。
昨日、餌やりの数時間前にミミズをミカドオオアリコロニーに与えておいた。
数時間して餌を与えるとき、様子を見たらミミズはメイプルの水割りを張ったフィルムケースのそばに積まれていた。ごみと認識されたと判断したが、いくらかは残しておいた。
そして今日見たらやはりどこを探しても見当たらない。
ひょっとしたらミカドオオアリは一度ミミズを浸してから食べるんではないだろうか、そんなことを考えてしまった。相変わらずミミズを直接齧ってる現場には遭遇できていない。

今日から恒温機は23℃。これで一連の温度あげ作業は終わり。
レマニで産卵が見られるが、クロヤマアリのように一気に増えてこず、漸増という感じ。
クサアリモドキは面白いことに、チューブにこもって多少攪乱しても全く出てこなくなった。
太さが気に入ったと思われ、女王があたふたしなくなったということは以前スラダケさんが書いておられたが安定してきたのかなと思うが、観察面においてきわめて不都合が生じるので複雑だ。幼虫は透きとおった色に変わり、体内にも色が入っているが目立った成長は見られない。産卵もまだ。
スペース的にはいっぱいなのだが、3年もののクロオオアリは何とか収納できそうだったので、クロオオアリも今日から23℃の恒温機。
でもなぜか庫内の温湿度計は18℃くらいしか示していない。詰めすぎで暖房能力に無理が生じてるのだろうか。

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2009年2月の観察日記